「自分に理想のスマートフォンを求めて」(第一部完結編)

IS01

  • 7月1日、ついにスマートフォンを買いました。SHARP製の、auISシリーズの「IS01」です。色はライトブルー。今までまったくスマートフォンを使ったことのない私としては、形状的には超小型のノートPCを使っている感覚に近いです。
  • PCに比べて何が良いかといえば、まずは起動の速さ(というか電源が入りっぱなしなのですが)。文書編集アプリ(ワード、エクセル、パワポの編集、PDFビューワー内蔵)を開くまでの時間は、私のPCと比べて約4分の1の時間で済みます。
  • qwertyのフルキーボードは、パンタグラフキーが微妙に深い(苦笑)。もう少し浅くても良かったんじゃ?と思うけど、軽やかさを重視したのかもしれません。
  • これまで、アンドロイドマーケットから無料アプリを十数個入れてみましたが、どれも順調に動きます。ただ、エクスペリア用に開発された物の一部は、縦長にしか表示されず、本体を90度傾けて見ないといけません。直し方があるのかもしれませんが、今のところ不明。
  • ワンセグは受信感度が良く(というか、今持っているカシオの携帯に内蔵されているワンセグが悪すぎるだけかもしれませんが)、表示方法も何種類も選べて便利です。私は携帯であろうがスマホであろうが、やはりワンセグが欲しかったので。移動中にテレビニュースを結構見るのです。
  • メールはとりあえずCメールができるように、何人かの人にこの機体の電話番号を知らせ、あとはPCで送受信しているメアドをこの機体でも受信できるように設定しました。
  • スケジュール帳については、内蔵されていたものと、アンドロイドでの無料アプリ「ジョルテ」を両方使いながら、使いやすい方を選ぼうと思っています。
  • 私が頻繁に使用するツイッターのアプリは、今は無料アプリの「twicca」を使っています。今のところ不便はありません。見やすいですし、過去のツイートを遡るのも対応が早いです。
  • ウィキペディアはアンドロイド用の「Wikidroid」を、乗り換え案内はジョルダンのアプリを、AMラジオはアンドロイド用の「Raziko」を使っています。
  • 移動中に見ることは少ないですが、YouTubeのプリインストールアプリは、高画質にして快適です。おそらくauの通信品質が支えているのでしょう。
  • セカイカメラ」はまだ具体的に使ったことがありません。一度外で使ってみようとは思っています。
  • 今、何をインストールするとより便利になるか、アンドロイドのアプリガイド本を読みながら検討中です。また、「アンドロイダー」 http://androider.jp/ のようなレビューサイトもあるので、徐々にアンドロイド用が増えている様子も分かります。
  • このスマホ話は一応ここで完結としますが、今後散発的に続く可能性もあります。

「自分に理想のスマートフォンを求めて」(その2)

  • 前回の話から、今も私的レベルでの興味はスマートフォン選びであります。(私にとって)公の世界では参議院選挙が公示され、この国の今後を考えさせられる機会も増えました。一言だけ書いておくと、「衆参のねじれ」を解消すべきかということよりも、鳩山政権と菅政権との「ねじれ」を、有権者はどう投票行動に反映させればいいのか、そちらの方が大事じゃないかと思ったりします。
  • さて、スマホの話を、さっさと結論から書きますが、自分の中である一機種に絞られつつあります。やはりiPhone以外です。私はどうしてもキーボードを付けてほしかったのです。初期型のポメラも使っていたことが、私に影響を与えたかもしれません。「やっぱり文字を打つならキーボード付きでっせ」と。
  • 一体、二百数十グラムの本体でワードやエクセル、パワポが編集できるというのはどういう感じなのか。そこにブラウザがあり、ツイートし、さらにメールと電話もする世界。私にとってはまったく未知ですが、とりあえずやってみます。

「自分に理想のスマートフォンを求めて」(その1)

  • この数週間、私の私的レベルでの興味関心は「スマートフォン」にあります(公のことは政治などたくさんありますが)。
  • 私がなぜ「スマホ」に興味を持ったのかといえば、その理由の一つ目は、今あるモバイルPCが役に立たないと感じるようになったためでした。2年前に買ったモバイルPCが「重い」(1キロ弱ある)、パソコンなので当然「起動と終了に一定の時間がかかる」、「買った当時からスペックが古い」(反応の悪さがひどくなってきた)など、モバイルサイズなのに外に持ち歩くのが億劫になっていました。これらの悩みを軽くて片手サイズのスマホは解消してくれるのでは無かろうか、と考えるようになってきたのです。
  • また、4月にdocomoが「Xperia」を発売し、今月にはAppleから「iPhone4」が発売されます。auからもISシリーズというスマホが出る予定です。各社とも個人向けスマホが揃ってきた中で、モバイルPCの(ある程度の)代用ができるものも出てくるのではないか、という期待をしているのです。
  • さらに私の場合、電車での移動中はゲームをまったくしないので、次の仕事のアイディアを考えていることが殆どです。あるいはそれができないほど眠い時は寝ています。仕事の用件を書くために「ポメラ」を使うこともありますが、出講先で仕事を処理するためにエクセルなどが使えると助かる、という個人的事情もあります(非常勤講師控室に作業用のPCを置いてくれている大学は稀です)。仕事で届いたPCメールを移動中に返事したりできるともっと助かります。(もっとも、こんなことはビジネスパーソンは毎日当たり前のようにやっているのでしょうが)
  • 以上の事情から、主にビジネスユーザー向けのスマホを探していますが、なかなか「これだ!」という物に行き当たりません。今、候補としてauのIS02とdocomoのT-01B(ともに東芝の同じ機種)に注目していますが、いくつか納得の行かない「不備」(と私が感じる所)もあります。
  • 携帯電話の入力の面倒くささを解消するため、QWERTYキーがあるモデルが魅力です。これからも探していこうと思っています。遅くとも9月までには決めようと考えています。

なかなか更新できていませんが、伊藤は元気です

  • ご無沙汰しております。元気に毎日仕事をしております。知らない間に「記事を書く」ページがバージョンアップされていて、なんだか浦島さんの気分です。何やらツイッターとも連携する機能が増えていたんですね。全然チェックしていなくて、ついていけてません。
  • 前期の授業は、それぞれ後半戦に入って集大成へと近づきつつあります。現在担当している授業や講義は全部内容が違うので、それぞれに合わせた難易度でプリントを作るのですが、高校2年、高校3年、大学1年、大学2年、短大1年生、看護学生など、それぞれに合わせて設問を変えたりする、不思議(?)な能力が鍛えられつつあります。研究者としてはあまり価値のないことかもしれませんが、講師のスキルとしては蓄積が増えてきた実感があります。
  • 有り難いことに、後期は前期よりも仕事が増えます。ますます更新が少なくなってしまうかもしれない!ということで、移動中のブログ更新がスムーズにできないか、現在検討中です。
  • なんとか、今月中にもう一回くらい(目標が低い)更新できるように努力します。日常の駄話はツイッターでご覧下さい。

2010年度連続講義「都市の風土学 −持続可能な都市−」

  • 4月はじめてのブログ更新です。間隔が開いてすみません。今回は関西大学の連続講義の案内です。昨年との大きな変化は、前期2がまったく新しい内容になったことです。関心のある方は、ぜひ聴講を。教室があまり広くないので、満員の時はご容赦を。
  • 『都市の風土学 −持続可能な都市−』水曜日午後6時〜7時半、尚文館(関西大学千里山キャンパス)502講義室
  • A前期「生きられる都市の形」

1 都市性を見つめる
4.14 風土としての都市 (木岡 伸夫)
4.21 「宗教環境都市」高野町の試み (宮本 要太郎)
4.28 ガーデン都市・江戸の持続可能性 (野間 晴雄)
5.12 都市景観と大学−−ルーヴェン関西大学 (藪田 貫)
5.19 平和景観の持続性 (千代 章一郎)

2 共生景観をめざして
5.26 景観からのまちづくり (鳴海 邦碩)
6.2 暮らしと景観の変化 (岡 絵里子)
6.9 里地景観と都市の関係 (北詰 恵一)
6.16 風景から景観まちづくりへ (小浦 久子)
6.23 持続的な集住環境−−再生の事例から (江川 直樹)

  • B後期「都市の持続可能性とは何か」

1 近代都市のゆくえ
9.29 都市の近代とは何か (木岡 伸夫)
10.6 共同性の形とその解体−−地域に即して (中村 治)
10.13 近代都市の”政治−社会的超克”をめぐって (仁井田 崇)
10.27 アフリカ都市と脱植民地化 (北川 勝彦)
11.10 市民自治の現状と未来 (今井 一)

2 グローバル化と近代都市
11.17 イギリスがめざす持続可能な都市とは (伊東 理)
11.24 グローバル経済と持続可能な世界 (若森 章孝)
12.1 宗教と市民社会−−アメリカ都市のソーシャル・キャピタル (稲場 圭信)
12.8 グローバル化と都市産業−−大阪生野の経験 (大西 正曹)
12.15 創造都市の可能性 (佐々木 雅幸)

東京都の青少年「健全育成」条例改正案が継続審議に

  • 会派として明確に反対を表明したのは共産党だけという状況下で、よく「継続審議」をかちとれたものだと率直に思う。この成果はもちろん、大御所のマンガ家諸先生をはじめとした、表現活動や出版に関わる人々を中心に、改正を疑問視・不安視する多くの人々が懸命に取り組んだ運動の成果だと言って良いだろう。
  • 次の攻防は次の6月都議会に移った。この危険な条例案を、今からどのようにして反対していくのか。議論すべきことはたくさんあるけれど、一つ一つ論を興していくしかないだろう。私も数日前は「議論するヒマがあるなら声を出すべきでは」と思っていたが、これからきちんと熟考していく必要があると感じている。

先日、喫茶店で

  • 午後7時40分頃、私は大阪駅前ビルのある喫茶店に入った。男性店員(チーフ格?異常にお辞儀が深い)と見習いらしき女性店員の2名。私はコーヒーのL(マグカップ)を注文した。その時店員は店の営業時間のことは何も言わなかった。コーヒーを受け取り、さっそく文章を作り始めた。ヘッドフォンで音楽を聴きながら。
  • 午後7時58分、その男性が私の顔を覗き込んできた。何だと思ったら、閉店だという。そのとき私は、この店が8時で閉店だということを思い出した。以前、7時50分頃に店に入ろうとしたら、まもなく閉店であること、同じ階に9時まで開いている同じフランチャイズの店があることなどを案内されたことがあったのだ。
  • Lサイズのカップには、まだコーヒーが7割以上残っていた。仕方なく私は、片づけをしながらそのコーヒーを飲み干そうとした。しかしまだ熱かったので思うように飲めなかった。
  • すると、店員の彼は私の動きが遅いと感じたのか、私をせかし始めた。1,2分と経たないうちにもう一度、さっきと同じような仕草で私に声をかけてきた。「お客様閉店です」。大きな声で。しかしそのとき、私はもうヘッドフォンをはずしていた。聞こえてるってば。
  • 彼は何が何でも8時までに客を出したがっているようだった。しかし、私を含め客は1、2人だったのだけれど。
  • 私は追われるように店を出た。私が店を出るとき、再び彼は深々と(柔軟体操のように)お辞儀をしていた。かくして彼は、8時で客を追い出すことを知っていながらLサイズのコーヒーを売ることに成功したのだった。
  • サービス業の常識は何なのかを私は知らない。彼の行為はサービス業として優秀だったのか、それともあり得ないことだったのか、それは分からない。私の入店時に親切に「閉店時刻が迫っている」ことを教えるよりは、営業成績の上では彼の方が上がるのだろう。だとしたら私はサービス業の仕事には向いていない。お客に深々と頭を下げておきながら、私にはこんなマネはできないからだ。