(3/10)信貴山にて足が痺れる

  • 朝から「関西唯物論研究会」の合宿例会。といっても私は泊まらずに一日のみで帰宅。午後イチに私の研究報告が予定されていた。テーマは「ヘーゲル法哲学における憲法体制」である。法哲学の諸講義録を駆使?してヘーゲル国家論の「立憲」に対する一貫した立場を示すのが目的。
  • 会場は信貴山宿坊。「宿坊」という場所に泊まったことはない。JR王子駅まで着いたは良いが、そこからタクシーで2000円近くかかる場所にあった。偶然、駅で同じ会場に向かう途中の鰺坂先生を発見したので、タクシーに同乗させてもらったから良かったものの、これを一人で乗っていたら、帰りはさぞブルーだっただろう。
  • 例会会場は和室のため、座布団に座ることになったが、緊張のあまり私は報告の一時間で、足が痺れてしまった。昨日は準備のため一睡もせず、しかも風邪は完治しておらず、しかも準備がギリギリになってしまい今日の朝食も食べていなかった。私を含めた三名(鰺坂先生と、阪南大学教授の尼寺義弘先生)の報告によるシンポジウム「ヘーゲル法哲学と現代」終了後は、フラフラになってしまった。
  • 討論の内容については、書く機会があればどこかで書きたいが、それは未定にさせてもらいたい。おそらく今後の関西唯研責任編集の雑誌『唯物論と現代』に、このシンポジウムに基づいた論考が掲載されると思うので、その場ででも気づいた点を書いておきたい気持ちはある。
  • 帰路は有り難いことに、奈良方面へ車で帰宅する方に同乗させてもらった。下車駅が法隆寺駅になってしまったが、贅沢は言えない。
  • 帰宅後は正直ほとんど記憶にない。おそらく早々に布団に入って爆睡したはずである。口内に四つもできていた口内炎の治療のためにも、ひたすら休息を取ることにした。