2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も京都で

午後から京都。「第32回 秋の古本まつり」へ。以前と比べて出店数が減ったか。でも、相変わらず渋い品揃えをいくつか見せてもらった。やたらと人文地理学関係の本がある店、哲学というより倫理学が多い店、旧社会主義系の本に強い店など。「レーニン全集」は…

(10/30)これから京都へ何度も行くことになるだろう

今日は京都第一弾。まずは歯医者。金属を再接着。これは10分かからず。しかし続いての検診で歯周病進行の恐れ、という気になる結果を受け取る。炎症も多発。歯の悩みのない人がうらやましい。 京都市内で美容院。髪を切り、スッキリする。そのぶん金は減るが…

(10/29)津

今日は津でルソー。『人間不平等起源論』の論理を、光文社古典新訳文庫を使って解説した。資料プリントが増えすぎたが、熱意だけは説明した。 この一週間ほど、寒暖の差が激しくなったせいか、疲れやすい。電車に乗っていても、激しく咳き込む人が目立つ。も…

(10/27)演習と撤回と

学生たちと安楽死について考える演習も6回目。学生たちの関心は高い。もちろん簡単な計算のようなことで答の出るものではないから、思考を拒否する学生も中にはいるが、しかし医療関係の職に就こうとするなら避けて通れない道なのだと粘り強くやっていくし…

(10/26)古老のまなざし

神戸市立博物館の「コロー展」へ。混み具合はそれほどでもない。雨が降っていたせいか。 コローはいつ頃からだったか、私が西洋の絵画を見始めてすぐにファンになった画家の一人である。ブリヂストンや大原で見たのも印象深かったが、それ以外でも全国にコロ…

(10/24)論理的5

「論理の嘘にだまされない」トレーニング、というのは、どうやら「正しい論理の表現を学ぶ」というアプローチよりも関心が高い、ということが前期後期とやってきて分かってきた。クイズ性もあるだろうし、計算問題的なやり方に学生が慣れているというのもあ…

『季論21』第2号が発売

10月20日に第2号が出た。我が家には先週届いていたのだが、本ブログでの宣伝をすっかり忘れていた。 1号、2号と読んでみてすぐに気づくのは、執筆者の年代の大半が高齢者だということである。「団塊の世代」以上の年代の各界の論者から若い世代へ、伝えてお…

(10/23)疲れは翌日に残す主義?

昨日は津の仕事で、それほど疲れなかったはずなのだが、夜に院の講義を聴講した後あたりから疲れがどっと出てしまい、今朝は爆睡。出勤すべき用件がなかったので、朝食後に午後まで寝る。 午後から明日の準備。前期の蓄積のおかげでサクサク終わる。夕方に印…

『理想』681号(9月15日発行)に鷲原知宏氏による共訳稿が掲載

ザグレブ大学のダミール・バルバリッチ教授によるハイデッガー研究の論考「放下としての有」が、井上克人関西大学教授と鷲原知宏講師の共訳で掲載されている。

(10/21)日常のささやかな喜び

今朝、珍しく悪夢にうなされなかった。今日は良いことがあるかもしれないと喜ぶ。 朝食も美味しい。今日は一日元気に動ける気がする、とまた喜ぶ。 午後の約束に少し遅れてしまったが、暑い中をダッシュできる体の軽さに喜ぶ。 夕方、突然睡魔が襲い小一時間…

(10/20)終わりを見届ける

今週は珍しく?演習の準備が順調に進んだので、逆に選択肢が増えて悩んだが、久々の気持ちの余裕を持って出講。 3限は生命倫理の諸論点を毎週学生にふっかけているのだが、今週あたりからようやく全員の反応が良くなってきた。カリ改善の効果が出てきたか。…

(10/17)秋は論理に向かない!?

論理的に考える第4週。前期と違って、ちょっと学生の集中力の低下が気になる。秋は他の行事が多いから、論理的思考に集中しにくいのかも。

論じたがる人々

ネット上のブログ(特にこの「はてな」など)のコメント欄では、ほんとうに多くの「論じたがる人々」が現れる。エントリの中で、その日の話題になったニュースなどについて挑発的(だと読者が感じた)言動を書こうものなら、数十のコメントはすぐに集まる。…

偶然、3000系に乗る

「祇園四条」から「出町柳」まで、京阪の快速急行3000系に乗る。快適の一言。カラーリングの斬新さに感激。車内の高級感も良い。私は生まれて一度も京阪沿線で生活したことがないのだが、こういう車両なら通勤したいと思える。

(10/19)京都へ

関西哲学会参加のため、京都大学へ。学会という場は、どこへ行っても毎回勉強になる。うまい発表とまずい発表の違いもつかめるし、うまい質問とまずい質問の違いも分かってくる。私は二日目しか行けなかったが、どうしてあの場に大学院生が少ないのだろう。…

(10/14)例のアレ、終了

今回も準備作業に骨が折れた。丸二日で5ページがやっと。ケアレスミス多発でがっくり。しかしこれで、ようやく胃痛と口内炎と不眠は収束に向かうだろう。時間も欲しいが、自分にやる気も欲しい。

(10/15)今、「民主主義」はどうでしょう

今日は津で社会思想の第三週。大胆(乱暴?)にホッブズとロックの思想の比較を三十分でやる(そんな無茶な、という声は無視)。良いとか悪いとかの問題ではないと思うが、18歳にとって90分も一つのことを続けるのは過酷なようだ。これはどこの大学でもほぼ…

すべては暗証番号のために

それにしても、暗証番号を忘れて何度も押し間違えて使えなくなったキャッシュカードを復活させるという手続きは、利用者にとってはほとんど「罰を受けている」のと変わらないと思った。自腹で交通費を払い銀行へ出かけ(ということは月〜金の9時〜3時に時間…

(10/16)ただ、ただ用事の一日

朝。送られてきた書類にサインをして速達で返送。出かけたその足で大学の健康診断へ。検尿、血圧、身長体重体脂肪、視力、聴力、採血、腹囲測定、心電図、胸部X線、問診。去年、今年と市民検診に行っていなかったので、二年ぶりのチェック。午後に13時間ぶり…

(10/12)てっちり

午後から地理哲学研究会。今日のテーマである「地域意識」は、私が以前から関心を持っている「愛郷心」の発生構造の問題とリンクするかもしれない、と少し思った。 夕方、ポストに町山氏の新刊が。結局、金曜深夜に「楽天ブックス」で頼んだのだが、今日届い…

「安楽椅子探偵」

先ほど、「解決編」を見終える。やはり犯人は予想通りだったが、犯人確定のプロセスに一部、気づかなかった点があった。これではもし応募していてもベスト7には入れまい。このシリーズは全作見ているが、つくづく推理小説は好き嫌いが分かれるだろうなと再…

もっと役に立ってくれアマゾン

帰宅後、週末への準備を急ぐ。借りようとして借りられなかった本は、急いで必要な分だけやむを得ずアマゾンに頼ることにした。また出費。泣くに泣けない。 アマゾンで思い出したが、今日はもう一つストレスのたまる話があった。10月9日から入手できると本人…

(10/10)浜の真砂は尽きるとも、世にストレスの種は尽きまじ

今日は「論理的に考える」。議論分析法をレッスン。そろそろクラス内で明確な習熟度の差が生まれてくる。ここからが勝負。 帰り、大学の図書館で一悶着。原因は私の勘違いと、カウンター職員の説明不足。 ある本が一冊延滞なので新たに借りられない、と職員…

(10/9)例のアレ

東京から戻り日常生活は続く。日曜の学会の共通課題「仕事・職業・労働」についても感想はたくさんあるが、ここに書く時間がない。 月曜は高槻で語学の演習、水曜は三重で社会思想史。学生たちの反応に驚いたり、喜んだりと、有り難いことに充実した講師生活…

(10/4)日本倫理学会に出席

朝一番の「のぞみ」で筑波大学へ。無茶なスケジュールで今週末のつくば行きを強行したために、昨夜は徹夜。結果的にそれが一日中響いてしまった。院生の頃のような強行軍はできないと痛感。 「主題別討議」は『「人間中心主義」か、「非ー人間中心主義」か』…

浅草の夜

朝のうちに宿に荷物を預けに浅草へ。この場所を選んだのは、つくばエクスプレスの停車駅だからである。駅の出口を出てすぐ目についたのは、ホームレスの多さだった。それは夜に宿に戻って、夕食のために外へ繰り出したときも同じだった。夜の浅草寺界隈を歩…

「自殺した方がマシ」なのか

先日の大阪での放火事件のこと。私はたくさんの人たちの口から「人を巻き添えにするくらいなら、自殺すればいいのに」という言葉を聞いた。ほんとうにたくさんの人から聞いたのだ。朝、みのもんたがそんなことを言っていたし、出かけ先のお店の人も、知り合…