『季論21』第2号が発売

  • 10月20日に第2号が出た。我が家には先週届いていたのだが、本ブログでの宣伝をすっかり忘れていた。
  • 1号、2号と読んでみてすぐに気づくのは、執筆者の年代の大半が高齢者だということである。「団塊の世代」以上の年代の各界の論者から若い世代へ、伝えておきたいこと、一緒に考えたいことを聞くことができる。それが誌名の「21」に込められているのではないだろうか、と思う。例えば冒頭の中江氏は1922年生まれの元外務官僚であり、中国大使時代に日中平和友好条約締結に携わった人物である。私の年代から見れば、それはもう「歴史の生き証人」というべき方である。

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