今日も京都で
- 午後から京都。「第32回 秋の古本まつり」へ。以前と比べて出店数が減ったか。でも、相変わらず渋い品揃えをいくつか見せてもらった。やたらと人文地理学関係の本がある店、哲学というより倫理学が多い店、旧社会主義系の本に強い店など。「レーニン全集」はバラ売りで百円コーナーに並んでいた。他にも「今日のソ連邦」のバックナンバー(というか、「バック」しかないのだが)が百円コーナーにあったのには驚いた。パラパラと眺めたが、時期はフルシチョフ政権時代と、失脚した後の頃のものだった。このような本で「社会主義国家」へのポジティブなイメージを一部の日本人は抱いていたのかと思うと、何かしら貴重な資料に思えてくる。私の収穫は、哲学、倫理学、地理学、ジェンダー論など計9冊、3500円。「今日のソ連邦」は買っていない。