すべては暗証番号のために

  • それにしても、暗証番号を忘れて何度も押し間違えて使えなくなったキャッシュカードを復活させるという手続きは、利用者にとってはほとんど「罰を受けている」のと変わらないと思った。自腹で交通費を払い銀行へ出かけ(ということは月〜金の9時〜3時に時間を取れということだ)、窓口で用件が動き出すまで待つこと20分近く、用件が始まったと思いきや駄目出しが出て終了。もう一度出直し。今度は来週中に行けるかどうか。いつになったら使える事やら。
  • このIT社会で暗証番号を忘れるということほど罪深いことはないということなのだろう。私は今日、「ITの神」から罰を受けたのだ。本人が直接出向いて身分証明書を見せても暗証番号を使えるようにする証明にならず、偽造がいくらでもできそうな「印鑑」の押印無しには手続きが動かないというのは、システムがどこかおかしいとしか思えない。「オレオレ詐欺」ではないが、思わず「俺だよ、俺、伊藤だよ」と言いたくなってしまった。
  • 私が取引をしている別の銀行では、ネットバンキングの暗証番号を何度か押し間違えて使えなくなったとき、24時間対応のダイヤルに回せばすぐに停止を解消する手続きをしてくれたし、昔(今は知らないが)郵便局で暗証番号を何度も押し間違えて止まってしまったとき、ATMの脇にある電話で復活を頼んだら、暗証番号の書かれた郵便を送ってくれて、それで復活できたはずだが。