ソウルで食事(三日目)

  • 朝からミョンドンにくり出し、漢字で「粥」の看板がある「瑞源(ソウォン)」(明洞駅9番出口すぐ)へ。おおよそ、漢字表記の看板がある店は、日本人や中国人を迎えたいという店側の意思があると思って良いだろう。店内に入ると、全員が日本人観光客。ただ、此処のおかゆは高価。「アワビがゆ」ぺらぺらの小さなアワビが四、五枚入っていて10000ウォン(=約700円)する。実はこれが、今回の旅行で一番贅沢な食事だった。味は良かったし、無料キムチも美味しかったが。相方は「カキと椎茸」の入った粥を注文。9000ウォン(=約630円)。もちろんそちらの方が具だくさん。
  • 昼。またソルロンタンが食べたい、ということで、「里門(イムン)ソルロンタン(鐘閣駅下車)へ。ガイドブックではインサドンエリアにソルロンタンは6000ウォン。古い店構えで、スープにすでに少量のご飯と麺が入っている。無料キムチは大根の方が私には美味しかった。(ほとんどの店で無料キムチは複数出てくる)
  • 夜。明洞にまたもや繰り出し、「明洞咸興麺屋」へ。いわゆる平壌冷麺ではなく、咸興(ハムンorハムフン)冷麺の専門店。ともに現・北朝鮮の都市だというところが複雑。観光客が多い。「ピビン冷麺」と「水(ムル)冷麺」を注文。お金は先払い。ともに7000ウォン。味は、…。麺が先に茹でてあったのか、全然ダメ。日本で言うと、すごく流行ってきたので麺の質がみるみる落ちていった讃岐うどん屋のよう。キムチは大根も白菜も美味しかったが。
  • 夕食の量が少なかったので、もう一軒。すぐ近くにある「忠武(チュンム)キムパッ」へ。韓国の港町・忠武の漁師が船上で食べる軽食らしい。細巻きのような巻き方の海苔巻きおにぎりが9個と、大根キムチ、イカキムチがどばっと。おにぎりのご飯の量はコンビニおにぎり2個分程度。海苔巻だが、塩味もなく酢飯でもない。だからお腹に入っていくのは「キムチご飯」。メニューはそれだけ。一人前5000ウォン(=約350円)。イカキムチはかなり美味いが、かなり辛い。キムチ大好きの私が食べきれない辛さだった。