テレビと飲み食いの正月

  • 私の正月はいつも変わらない。真夜中から芸人出演の番組をチャカチャカまわしつつ(正月はベテランから若手まで「ネタ」を見ることが出来る貴重な機会である)、夜明けになる。午前4時台から吉本の大ベテラン漫才師に生でネタをさせる番組。それにしてもすごいプログラムである。
  • 「一年の計は元旦にあり」というが、私は飲酒の最中に計画ごとはしない(無茶を無茶だと気づかないため)ことにしているので、一年の目標を決めるのは、いつも二日以降である。
  • そして、初詣に行くこともしない。もし誰か(たとえば相方)が「行こう」と誘ってきても、「わざわざ元日に行くのはやめようよ」と答えてしまうのを知っているのか、今年も相方は何も言ってこない。昨日詰めておいたお節料理を食べ、雑煮を食べる。二人とも京都出身であるが京風雑煮には未練が無く、角餅とすまし風で作った。正直、こちらの方が美味しいし、酒も飲める。食後、相方は再び布団に潜って眠ってしまった。そして私はどうということもないテレビを見る。飽きてきたら、CSファミリー劇場の「ウルトラQ」の年越し一挙放送を見ていた。この時代の桜井浩子に会ってみたいと、映像を見るたびに思う。
  • 午前11時。玄関のドアを叩く音がする。いつも郵便物は集合ポストなのでわざわざ持ってくることはないのだが、この時期はバイトの若者がやっているはずなので、束になった年賀状を持ってきたのかなと思い、一応チェーンをつけたままドアを開ける。やられた、気味の悪い笑顔を浮かべた男女二人組のエホバの証人だった。一年の計に、甚だ幸先悪し。
  • 元旦の飛び込みセールス。あなた方が活動すればするほど、一般人のあなた方に対する印象を悪くしているのだ。一刻も早く「目覚めよ!」