(今日のニュースから)HIV関連三題
- 長野県知事の認識は、ほぼ二十年前のレベル。「HIV感染者は特別な仕事に多い」と発言(毎日新聞)。「脱『脱ダム』」といい、長野県は二十年ほど時計の針を戻してしまうのだろうか。
- カトリックの国で「性の自己決定権」はどこまで広がるか。「ポルトガルで妊娠中絶合法化へ」(朝日新聞)。ただ、首相の「女性側の要請による妊娠10週までの中絶はもはや罪でない」とは、誤解を招く気がする。
- そしてニューヨーク・シティ。「コンドームもNY印 HIVへ最新兵器」(朝日新聞)。記事に引用されている市保健精神衛生局のコメントが一番科学的かつ説得的に聞こえる。州によっては「絶対純潔」だの、「コンドームの使用よりも妊娠を」と考えている宗教団体が跋扈しているアメリカで、少し救われる話題だ。
- ついでに。「ワーキングプア」実態把握、前向き姿勢一転「やらない」(夕刊フジ)。またでた、政府にとって都合の悪い政策を反故にするときの常套句「定義がない」。そろそろ安倍内閣は「再チャレンジ」という用語も「定義がない」と言いだして政策を放棄するんではないだろうか。そこまでいくとマンガだけど。