(2/28 World News)

  • (伊藤の注:最近CNNのニュースに触れないのには理由がある。毎日例のニュースばかりだからだ。今日のトップの見出しはWhere will Anna Nicole Smith be buried?である。)
  • (CNN)無神論者のグループがブッシュ大統領の提唱する「信仰に基づくプログラム」に反対している。連邦最高裁は、納税者が政府の税収の使い道について法的に反対できるか審理した。
  • (BBC)ブライトン・ホーヴでは中等学校入学に「くじ」が導入されている(Schools Lottery)。賛否両論が巻き起こっている。入学希望児童はイングランドで毎年60万人。最高でその三分の一が第一希望の学校に入学できていない。毎年6万人近くが訴えを起こすが、大半が指定された学校へ仕方なく入学する。「くじ」賛成論者は「希望する学校へ入学できる数が増える」と歓迎しているが、反対論者は「学校の横に住む者がその学校へ通えず、5キロ離れた者が通えるという制度はおかしい」と批判する。実際、この制度に対する苦情は増え続けている。
  • (BBC)11歳未満の子を持つ母親は、男性に比べ45%も雇用される可能性が少ないと分かった。少数民族や障害者よりも差別されていることになる。
  • (ZDF)トップニュース。エアバス社が「今後4年間で1万人を人員削減する」という問題について。削減対象1万人のうちフランスは4300、ドイツ3700、イギリス1600、その他となっている。ドイツ側従業員のうち今後の見通しが不安定な、ファレル(Varel, ニーダーザクセン州)、ノーデンハイム(Nordenheim, 同州)、ラウプハイム(Laupheim, バーデン・ヴュルテンベルク州)の3工場の従業員は午前中で操業を打ち切り、ストが打たれた。
  • (ZDF)ドイツ・テレコム社(Deutsche Telekom)のコンツェルンがリストラ策を話し合っている本社があるボンで28日、1万人を超す従業員がデモ。同コンツェルンは「6万人が新会社へ」の意向。新会社では給料は減り、労働時間は増える見込み。今後会社側の譲歩が無ければ、労組側はストを行うと警告。
  • (ZDF)2月の労働市場の動向(Arbeitsmarkt im Februar)。失業者は422万2000人で、先月比2万4000人減。失業者の率(Quote)は10.1%。昨年の同じ月の比較(Im Vergleich zum Vorjahresmonat)で82万6000人減少。
  • (ZDF)この結果について、経済担当のオポチンスキ(Michael Opoczynski)記者に聞く。景気回復が雇用に反映した結果だが、景気回復は全ての業種ではない。雇用が増えている業種(Offene Stellen)は以下の通り。
  • 機械製作のエンジニア(Ingenieure Maschinenbau)は5%増
  • 建築技師(Bauingenieure)は20%増
  • IT専門家(IT-Spezialisten)は6%増
  • 公共事業のソーシャルワーカー(OEffentlicher Dienst)は20%増
  • また、資格の有無で見ると失業率は以下のようになる。
  • 大学教育を受けた者(Akademiker)は3%
  • 資格を持っている労働者(qualifizierte Ausbildung)は8%
  • 職業訓練を受けていない被雇用者(ohne Berufsausbildung)は20%の高い率になっている。
  • (ZDF)公共の場所での禁煙強化(Rauchverbot in der OEffentlichkeit)で進展があった。バス・電車・列車は9月以降、禁煙とすることが閣議で決定。バス・電車では、喫煙用に設けられた場所のみで喫煙することになる。列車は全面禁煙となる。罰金は最高で1000ユーロ(約15万6000円)。