(3/1 World News)

  • (CNN)フロリダ州ラルゴ市市職員が性転換手術を受けたいと表明していた件で、28日ラルゴ市は解雇を決定。(先日の市長の言明はいったい何だったのか。それ以上の詳しいことはヘッドラインニュースゆえ、不明)
  • (BBC) トップニュース。財務相が提示した公務員の来年度の賃上げ率は1.9%にとどまった。物価上昇率をはるかに下回る。「インフレ抑制のため」という理由。賃上げ平均 1.9%(軍以外は二段階に分けて上昇)インフレ率 2.7%(実際の物価上昇はそれ以上)。判事 2.4%、イングランドウェールズ刑務所職員 2.5%、前回は高かった専門医 1.3%、看護師 2.5%。段階的上昇のため満額受け取りは来年11月。イギリス最大の医療系労組(UNISON)は警告している。Head of Wealth, Karen Jenningsさんの話「政府の示す賃替えに不満が上がっているなら、政府はその声を聞くべきだ。政府との協議は常に選択肢にあるが、聞き入れられなければ、ストライキになる」。例外は軍関係者で3.3%。しかも一気に賃上げ。部隊によっては9%(月額100ポンド)も。公務員の中でストを実施する部門が出るかもしれない。
  • (BBC)PETROL PROBLEM イギリス各地で発生している不良ガソリン(Faulty Fuel)による車の故障問題。ガソリンの不純物の原因は今も不明。あるディーラーには同じ症状の故障車が一度に27台持ち込まれ、パンク状態。修理依頼の電話もひっきりなし。問題は無鉛ガソリンに集中。石油業界は不純物混入の可能性を調査中。検査結果待ち。AA PATROLのCraig Gilday氏は「現時点では酸素センサーの塗装の摩耗を疑っている。この摩耗によって車のコンピューターの誤作動やセンサー自体が故障する」。故障発生はイングランド東南部のGSで購入した人に集中していたが、しかし他の地域からも故障が起こっている。ガソリンはメーカーや小売チェーンによって、混入させている添加物が異なっている。今日午後問題の起きたガソリンに大量のシリコンが混入していた。
  • (BBC)ボスニアに駐留していたイギリス軍の撤退が完了。近衛歩兵第五連隊の大佐でもあるチャールズ皇太子は1日、基地内で兵士たちの労をねぎらった。
  • (BBC)1日、政府に再生可能エネルギーの補助を受けようとする人々が殺到した。1日朝9:01、Jonathan Ballさんはソーラーパネル設置を半額補助する政府補助金を申請しようとしたが、指定のサイトはアクセスが殺到して繋がらない。補助金の需要が高く、月々の割り当てが決まっている。普通は毎月一日に申し込まねばならない。しかし、それでもBallさんの申請は却下。「また一ヶ月待たねばなりません」とBallさん。くしくも同日、ロンドンで再生可能エネルギーの展示会が開かれた。ここでも、今月分の補助金が一時間あまりで底をついたことが話題になった。企業にとってこの繰り返しは経営の妨害になっている。あるソーラーパネルの設置業者は「売り上げ全体は低下し、業界は大打撃だ。逆に毎月一日の朝に注文が殺到する」。
  • (ZDF)自家用車に貼り付けるための、自車の粉塵排出量を示したステッカーが今日からStuttgartで発売。このステッカーは7月以降必要となる。Stuttgart市は市街地に「環境ゾーン」を設置し、その域内はステッカーのない車を進入禁止にする。ステッカーの値段は6ユーロ。7月1日以降、ステッカー無しに「環境ゾーン(UMWELT ZONE)」マークの区域に入ったら罰金40ユーロ、反則ポイント1点加算。しかし、ステッカーがもらえるかどうかは自車の粉塵排出量次第。その量によって購入できるステッカーの番号が違う。どのステッカーがもらえるかは車両証明書の番号で分かる。「緑色の4番」をもらえたら問題なし(keine Fahrverbote)、「黄色の3番」なら将来進入禁止の可能性あり(Fahrverbote in Zukunft moeglich)、「赤色の2番」なら2012年までに進入禁止になる(Fahrverbote spaetestens ab 2012)。ドイツ全国で600万台もの車がステッカーをもらえぬ基準の車である(Fahrverbote ab sofort in Umweltzonen)。Stuttgartでは約5万4000台が通行禁止の対象。これは旅行者や外部通勤者も対象となる。実はこのステッカー、Stuttgartだけの話ではない。今後、2008年中に実施が見込まれている都市はBerlin, Dresden, Hannover, Dortmund, Duesseldorf, Koeln, Frankfurt, Muenchenである。ドイツ自動車クラブ(ADAC)のスポークスマンは「不要な制度だ」と反論している。
  • (ZDF)Steuerbonus fuer Russpartikelfilter ディーゼル車でステッカーがもらえなかった車がススを取り除くフィルターを設置する場合、国から330ユーロ援助してもらえる。フィルター無しで車を走らせると自動車税を引き上げることが議会で決まっているため。
  • (ZDF)Klimaschutz in Europa Merkel首相は2020年までに温室効果ガスを1/5減らすと施政方針演説で語る。しかし野党は、環境保護対策は信じられず、ロビー団体に屈していると批判。左派党(DIE LINKE)の議員団長(Fraktions Vorsitzender)、Oskar Lafontaine氏はドイツは核エネルギー使用が多すぎると批判し、CO2対策のために原子力産業を拡大するのは「とんでもないことで、してはならない」と主張。緑の党(B'90/Gruene)の議員団長も「エネルギー政策に求めることと現実が一致しない」と批判。
  • (ZDF)Krise bei Airbus エアバス380型機をめぐる問題は未解決のまま、エアバス社は1日、作業中断を決断。ドイツ各地の工場が操業停止。ファレルとノルデンハイムは工場一時閉鎖で労組が集会。エアバス全事業所委員会議長(Gesamtbeitriebsrats Vorsitzender Airbus Deutschland)のRuediger Luetjen氏は「経営側がミスをしたから、工場を売却する他はなくなった、従業員が尻ぬぐい、という論理は通らない」。
  • (ZDF)Ehrenrente fuer Opfer des SED-Regimes 旧東ドイツ体制下での犠牲者への損害賠償を連邦議会が決定。生活困窮者には年金が最高月額250ユーロ支給。犠牲者の多くは制度は不十分と修正を求めている。予定されている犠牲者年金(Geplante Stasi-Opferentschaedigung)は少なくとも6ヶ月以上の拘留があること(mind. 6Monate in haft)、対象は生活困窮者(Beduerftigkeit)で、単身者は月収1035ユーロ以下、結婚者は月収1380ユーロ以下に限られる。ドイツ全国で対象となるのは1万6000人だけ。夏休み前にも可決の見通し。