(3/20)梅田へ外出

  • 梅田へ仕事のための本探し。紀伊国屋、旭屋、ジュンクと探し歩く。アマゾンなどで買えばポイントは付くし、しかもセゾンカードの「永久不滅.com」だとセゾンのポイントが何倍にもなっていくので、正直「売れ筋」を書店で、しかも現金で買うのはかなりバカバカしいものになっているが、私が欲しい本の多くはアマゾンで「3〜5週間待ち」や「品切れ」と書いてあるので、足で探すしかない。
  • 昼食は以前も食べた「うどん棒」(第3ビルB2)。今日は「おろしぶっかけ」。麺もつゆも具も、文句なし。実は他にも数軒、大阪駅前で「讃岐うどん」の暖簾を出している店で食事をしているが、ここの麺を超えた店はない。中には「さぬき」を売りにし、お昼時は行列になっている人気店でも、「嘘みたいな麺」を平気で出しているところもある。またそういう店をグルメ雑誌の書き手たちは「人気の店」と書くものだから、余計に行列ができる。店は人気に応えようと能力を超えた量産を繰り返して質が落ちていく。それでも雑誌などの口コミで客は増え続けるのだから「これでいい」ということになってしまう。何人かの有名人ブログをみていると、東京ではすでに何軒もそういう「さぬきうどんの堕落」が起きているようだ。
  • 今頃思い出したので書いておくが、先日「うどん棒」で食べた後に大阪駅前ビルの古書店で本を探していたら、関大哲学科の名誉教授M先生をお見かけした。私はマスクにサングラスの完全防備で、しかも私の在学中は直接指導を受けた経験もないので先生が私に気づくはずもなく、私が一方的に「見た」だけなのだが。
  • 目当ての本はなかったが、ついでに色々買ってきた。ドイツ語の翻訳に関する本や、「NHKテレビドイツ語会話」4月号のテキストも。このテキストの写真を見て驚く。「今年の芸能人枠」は「博多華丸・大吉」かよ!!どうしてドイツ語はいつもこうなるんだろうねぇ。
  • ドイツ語会話に「売り出し中の旬なアイドル」等が配置されたことなど、一度もないんじゃない!?桂小米朝、ペナルティなど、男性芸人が多いのも「ドイツ語会話」の特徴だ。これじゃ「吉本枠」じゃないか。昔は松下恵榊原るみの娘で女優)や、今村雅美、今年度は中山エミリが出演したが、芸能人が全く出ない年もけっこうある。
  • どこかのスポーツ新聞サイトで読んだが、語学番組の芸能人出演は事務所側からのオファーによって決まるらしいから、ドイツ語はそういう面でも人気がないのかもしれない。う〜ん、華丸・大吉が台本を「もろ見」しながらドイツ語をマスターする(ふりを)見ても、あまり興味湧かないぞ、正直な所。結局、今年度と同様、リーザとクリス(2年連続採用は英断)のネイティヴな会話(掛け合い)にだけ注目していくことにする。
  • …とまあ多少おちゃらけて書いたが、私が元々テレビドイツ語会話を数年見続けているのは授業で使うためであり、自分が勉強するためではないのだが、やはり「個人的興味」もある。私はリーザ(ドイツ生まれのファッションモデル)とクリス(在日ドイツ人)による、若者同士の普段のドイツ語というのをもっとじゃんじゃん聞きたいのだが、そういう欲求にNHKはこたえてくれないのだろうか。毎週3分ほどでいいから、あるテーマについて二人で若者の立場からDiskussionをしてくれると、私は大変勉強になるのだが。でもそういうのは「数字」(視聴率)が落ちる原因になるから、NHKはやらないかな。放送では無理なら、CDにでもして一時間くらい喋ってくれたら、少なくとも私は買いますよ。耳の訓練にもなるし。
  • 耳の訓練、という話でついでに書いておくが、ARDのサイトでニュース番組「Tagesschau」がネット上から見られることを、つい先日知った。もちろん日本語の通訳はないが、10時のニュース、12時のニュース、1時のニュース、2時のニュース、3時のニュースという順番ですべて配信されていて、しかもニュースの項目が度々変わるわけでもないので、毎時間ごとに見ていくと細かい単語が分からなくても何に関するニュースかが分かってくる。また取材の短いインタビュー映像も何度も繰り返し放送されるので、取材を受けた人物が何を強調したいかという程度は、聞き流すだけで耳に入ってくる。こんな便利な「ヒアリング教材」を今まで使わずにいたことを、私は深く後悔した。
  • ちなみにこのARDのサイトからは、ドイツ各地のラジオ局のライブストリーム放送にもリンクしているので、たとえばDeutsche Welleなども聞きたければ24時間聞いていられる。
  • 古くさいことを書くが、時代は変わった。少なくとも私がドイツ語を学び始めた頃にくらべ、今は別世界の環境である。