(6/12)孝二と中継か(工事途中経過、と打とうとしたら、こう表示された)

  • あまりに更新しないのも「死んだ」ようなので、簡単に経過報告を。
  • ひょんなことから関大工学部での一般教養講義(リレー講義だが)のうち、1クラスあたり2週分のみを担当しないか、という話を頂いた。もちろん私は一も二もなくお引き受けした。しかもテーマは「情報倫理」関連である。嬉しいことだ。私は以前から、情報倫理や「情報モラル」については論じておきたい(あるいは自分なりに整理しておきたい)いくつかの論点があった。
  • すでに前期の第一週は終わった。いくつかの事例や哲学的な概念規定などを混ぜつつ、学生の関心の方向性を探っている。やはり哲学者が行うような分析に対しては、明らかに「?」という顔をする学生が居る。やむを得ないところか。かと言って、数年で使えなくなるテレビ報道のような内容では意味がない。たとえコンピュータに関する話であったとしても、最低10年は論旨を変えないで済むような話を目指している。
  • 私としては、2週分講義を聞いた結果として、コンピュータ利用者は「情報モラル」による「ルール学習」のみで事足るわけではないことを、おぼろげに理解してもらえれば十分だと思っている。
  • 凶悪な交通事故を起こしているドライバーもかつては一通りの交通教則を覚え、学科試験に合格しているのだ。ましてや高校の「情報」の授業でネチケットを習っただけで、トラブルに巻き込まれない(巻き込まない)わけではなかろう。
  • タイトルの「工事」、つまり前回書いたHPの更新は難航している。雑文や研究発表レジュメ等を見られるようにしたい、と思っているがなかなか実現しない。とりあえず、というところで公開するしかないか、と思っているところ。使用ソフトは今は無きアイフォーの「ホームページニンジャ」(!)なので、画面上のスタイルはどうも前のと似てしまう。
  • 先日届いた市民税・府民税の請求を見て、あまりの増税ぶりに相方はひっくり返るほどだった。社保庁年金の「消した5000万件」といい、厚労省のいい加減な介護行政といい、この国は期待できる事を探す方が大変だ。戦後60年ほど経った今、これほど「未来に期待できない」状況は無かったのではないか。