(TV)「やらせ」も問題ですが

  • テレビのバラエティ番組は「非常識」を売りにするタレント(変な言い方だが)を出演させる番組が多すぎる。そういう番組作りの張本人の一人が島田紳助だと私は思っているが、テレビ局もいい加減、「バカ」「おバカさん」「かしこい」「常識無い」「おまえアホちゃうか」を連発する番組に見切りを付けるときではないだろうか。仮に東京キー局がそういう番組を作ったとしても、地方局がネットを拒否する、などの自主的判断が求められると思う。
  • バラエティ番組に必要な要素は「笑い」である。しかしその「笑い」に「人の無知を笑う」を売りにしていても問題なし、とするテレビ局の姿勢は、子どもに与える悪影響を考えれば、「やらせ」より悪質だと私は思う。
  • テレビに出演するプロの皆さんたちは、「芸」で「知識」で笑いや楽しさを伝えて欲しい。例えばある芸能人が、ある特定の分野で異常に(マニアックに)詳しい、といった知識や趣味を披露する番組が、私は好きだ。人間誰しも得意、不得意の分野がある。不得意をあら探しされて「笑われる」番組よりも、得意を披露して共感したり、驚嘆したりしたい。
  • そのせいか、私は毎週「タモリ倶楽部」を見ている。(OPとED映像は何とかならないかと思うが、番組の中身とは無関係である)あの番組では、いろんな芸能人が不思議な趣味の持ち主だと分かり、そのマニアックさを見るだけでも面白い。私が元「乗り鉄」だったから肌が合うのかもしれないが。