(7/26)門出

  • 昨夜は壮行会に出席した。予約したお店は料理も美味しく、楽しい時間であった。懐かしい顔も揃った。が、「沖縄音楽のライブ」なる騒音のため、十分な会話のできないまま一次会が終わってしまったことは残念だった。肝心の留学する院生の具体的な情報を全体に告知させるとか、留学の決まった者に喋らせる、といった配慮もされなかった。要は飲んで食って「楽しかった」のである。しかしこれは会場の騒音を考えればやむを得ないところもあった。
  • 進学にせよ、留学にせよ、それに憧れる者にとっては表の部分しか見えないものかもしれないし、あまり裏の苦労を話すのは夢を潰すことになるかもしれないが、私のような者から言わせると、良い情報も悪い情報も、すべてをオープンにしていく努力を、院ODも教員もするべきだろうと思う。人間は往々にして美しい部分だけを語り継ぎたがるのかもしれないが、現在の私が一体いくらのお金で暮らしているのかなどを聞いておくのも、将来へ向けた「覚悟」をするために院生には必要な情報だろうと思う。
  • 私は二次会への移動中にはぐれたのを良いことに、飲みたいビールのある店へ移動し、飲むことにした。大阪駅前第一ビルの「シャーロック・ホームズ」。ここでは「ギネス」と頼むと、生ギネスの1パイントが出てくる。900円。ダーツに興じるサラリーマンたちの喧噪の中、鷲原さんと井戸端会議。内容は秘密。閉店まで飲んでいた。店の看板を下ろす時間まで飲んだのは、どのくらいぶりだろうか。たった十年ほど前はこういう外出も年に何度かしていたような気がするのに、今では滅多になくなってしまった。