(Blogger)インリン・オブ・ジョイトイという「思想」

  • まずは、これを読んでもらいたい。インリンによるブログ「インリン・オブ・ジョイトイの日記」、8月16日付「頑張れ!日本」。細かい点で私と意見の異なるところはあるが、概ね正鵠を射ていると感じた。何より「ズバズバ」さ加減が凄まじい。しがらみにまみれた日本のアイドルには逆立ちしてもできない。(というか日本のアイドルがこういう問題について考えているようには見えない)
  • 安倍首相の説く「平和」の薄さは、インリンにも見抜かれているようだ。

今日とかも、選挙で負けて人気なくなってヤバイからってうわべの発言だけ平和主義者っぽく変えたってもう遅いよ〜。君、戦争好きじゃん?いきなり謝ってもわざとらしいだけで全然信用出来ないし、本当に侵略戦争を反省してこれから戦争しないんなら「すみませんでした。憲法改正とかやめます!アメリカとさよならして軍隊も持ちません。」って言えって!

  • どんなに国際関係が緊張しても、どうやって戦争をしないで国家間の関係を維持できるか、その能力こそ政治家には求められる。いずれの国家においても戦争は国土と国民に多大な犠牲を強いる「一番最後」の手段であり、政治家がその外交能力の無能を表明するに等しいことである。だから「とにもかくにも憲法を変えて戦争できるようにしましょう」という政治家は信用できない。インリンはかなりはっきりと安倍首相に侮蔑的表現を用いている。一方で広島の秋葉市長、そして日本の平和憲法に最大限の賛辞を送っている。安倍内閣に存在する価値があるか否かを論じることも忘れ、小池百合子防衛大臣の動静にくっついている大マスコミには書けないだろうが、ここでインリンは(みのもんたよりも何倍も)ズバッと叫んでいる。

今どき、愛国心とかあり得なく狭いこと言って、その上、武力で平和が守れるなんて考える政治家は、政治家でなくて自己中な虐殺者です。てか、それって政治家であることから逃げた無責任なビビリです。ブッシュもそう。安倍や、憲法改正を望む日本の政治家もそう。それにこいつらの言う日米同盟とかって経済優先=お金優先の人として最低の考え!平和よりお金かよ?庶民より権力かよ?最低だよね。
とにかく、武力に頼らないで頭使えって!それが政治家の仕事でしょ?・・・・って・・・・憲法改正とか言ってる君たちのその頭じゃ無理?けど、君たち馬鹿者がお金の為に戦争始めて、それで死ぬのは庶民だよ?!

  • このエントリーには予想通り?「台湾と中国に言え」とか「日本に言う前に核兵器を持っている国へ言え」などという的はずれな感想が少し載っているが、大多数は賛同の感想ばかりである。
  • インリンは「戦争を無くす」ことと「核兵器を無くす」こと、そして「軍隊を無くす」ことに明確な線引きをしていないように見える。しかし、インリンは学者でもなければ政治家でもない。「軍隊を持っているから戦争する」のであり、「戦争しないことは軍隊を持たないこと」という素朴な思考にもとづいて意見を述べている。それがこのブログの明快さの理由、そしてファンの多さの理由なのかもしれない。