(Bus)下車時で線引きする昼間割引

  • とっても些細な話。私は通勤に高槻市営バスを利用している。高槻市民の皆さんならご存じだと思うが、このバスの昼間割引回数カードは「午前十時から午後三時半までの下車時に有効」というルールになっている。乗車時ではないのだ。
  • 私が3限を終えてバス停に向かうと、バスが来るのは午後三時過ぎになる。そこから最寄りのJRの駅のターミナルへは三時半になるかならないか、という微妙な時刻になる。先週も今週も、到着時刻は午後3時28分だった。どうしてこんな微妙な時刻にダイヤを設定しているんだろう、といつも思う。
  • いつもバスはほぼ満員。そのバスは隣のJRの駅まで行くので、私が降りる駅が終着ではないので、全員が下車するわけではないが、大半は降りる。通学定期や敬老乗車証のように見せるだけならスムーズだが、私のように機械を通さねばならない「回数カード」や、中には自分が降りる順番になってはじめて「両替」をし始める不届き者も一人や二人は必ず混じっていて、下車に時間がかかる。
  • さらにこのバスがドキドキさせるのは、前方に設置されている次のバス停を表示する電光表示器に、割引の時間帯中は頻繁に「現在昼間割引が使用できる」旨を右から左へ流れるようにメッセージが出る様になっている点である。もし、ターミナルで下車中に三時半を過ぎたら、その表示は瞬間、消えてしまうのだろうか?その瞬間、私が持っている昼間割引回数カードの使用は出来なくなるのだろうか?あわてて小銭210円(均一区間運賃)を探さねばならないのだろうか?そのときもし、小銭がなかったら?千円札さえもなければ両替も出来なくなるぞ。どうする?どうする!うろたえる大学講師!
  • さいわい、私はまだ「三時半までにバス停に着き、下車待ちをしている間に三時半を超過して昼間割引カードが使えなくなった」という経験はしていない。だが、もし乗客がそういう場面に直面したら、「前の野郎が両替にもたもたしてたから(カードが)使えなくなった」とか、「年寄りが下車にもたついているから悪いんだ」などと、運転手に怒りをぶつけているのだろうか。
  • 定期券所持の学生には無縁な話だが、私は帰りのバスに乗るたびに、この微妙なダイヤの事を考える。機械のシステム的に仕方がなかったのかもしれないが、やっぱり割引の時間帯は電車の様に乗車時で区切って欲しいところだ。