(12/12)今年度の津もあと4回となりました

  • 朝から津へ。週一の仕事も来年一月で後期終了。今日は賢島行きのアーバンライナーに乗る。いつも思うが、三重や名古屋へ向かう近鉄特急で一番乗り込む人が多い駅は、難波でもなく、もちろん上本町でもなく、鶴橋からである。あの香ばしい焼肉の香り漂う鶴橋駅である。だから、上本町で「今日は空いてるなぁ」などと思っていると、鶴橋で半数近く席が埋まったりすることもある。
  • 大阪線の風景は、もうすっかり「枯れて」きた。葉を落とした立木が、毛細血管のように枝を伸ばして陽に当たっている様子は、初冬の穏やかさを感じて、ほっとする。
  • 今日の講義では、先週の感想文で学生らに尋ねた「現代日本の女性と男性の社会的地位は対等と思うか」という質問の結果を発表した。結果は約60%対40%。「対等と思わない」の方が6割だ。これが今の女子学生の正直な感想なのかもしれない。1年生はまだ、社会で、結婚後の家庭で、どういう事態が待ち受けているのか、想像も出来ないのかもしれない。そもそも、就職活動を始めている学生も少ない。
  • 去年、同じ科目で「今の社会は何らかの改革が必要だと思うか」と質問したところ、これも6対4の割合になった。「変える必要はない」の学生たちのうち一番多かった理由は、「現在の自分の生活は別に何も困っていないから」だった。
  • 「自分だけの世界」を見ると、学生の満足度は意外に高い。しかし、周囲や社会に目を向けてみると問題が多い。「社会目線」の学生は国家規模で問題群を意識し、「自分目線」の学生は現状の満足から視野が広がらない。両者の意見を対等に挙げてもらうことによって、お互いの認識に何らかの刺激を与えようという試みを続けている。言いたいことはいっぱいあるが、私は敢えて我慢、我慢である。
  • 帰り道、なんばのビックカメラへ寄る。マウスの買い換え。今まで使っていたワイヤレスの光学マウスが、どうも操作性が悪い。ここ数ヶ月はほとんどドラッグできなくなっていた。レーザータイプのワイヤレスでない一番安いのを買ってきた。ストレスフリーなマウス探しの道は遠い。