(1/10)あっという間に大学再開のシーズン

  • 先日のことだが、懇意にさせて頂いている岡山大学の白井先生より、猿橋賞受賞者として生い立ちを記された文章「How the present is? and Why the present has come?」を送って頂き、拝読させて頂いた。女性の研究者が誕生するまでの記録はいつも感銘を受ける。そしてタイトルの通り、女性研究者の「現状はどうか?そしてなぜその現状か?」についても、考えさせられた。
  • 話は変わるが、私がブックマークを付けているブログの中には、恐ろしく「論」を駆使できる人たちがいる。例えば、ステレオタイプなレッテルをひっさげて「言い負かし」にやってきた保守主義イデオローグ(たぶん)のブロガーが繰り出す珍論の数々に、ねばり強く原則的にかつ徹底的に反論し続け、最後には撤退させてしまう大変優秀なブロガーがいる。しかも珍論をひっさげてやってくるのは一人や二人ではないのにだ。私は正直「自分の研究や仕事もあるだろうに、よく相手をしていられるなあ」と感心してしまう。
  • ブログという世界には、どんなウソや謀略も事実であるかのように書いて平気な人たちが沢山いる。その中で、真理にのみ立脚して論陣を張り続けるのは大変なことだ。完膚無きまでに論破して相手を黙らせたとしても本人に何らかの報酬があるわけでもないのに、頑張っている人たちが確かにいる。ブログを一面的にネガティヴに語ろうとする人に対して、私はいつもこの事を語りたいと思っている。