(1/16)津を往復するために青春18きっぷを使ったばかりに寒さと怠さに苦しめられた愚かな元鉄ヲタの通勤

  • 朝6時すぎに自宅を出て、新快速で草津草津から草津線、柘植から関西本線で亀山、亀山から紀勢本線で津、へと通勤する「荒行」を実行した。朝6時台の、しかも草津へ向かう新快速がほとんど座れないことを初めて知った。ただ、最後尾の車両から後ろを眺められたため、高槻から大津あたりまでの「芸術的」なレールの曲線を堪能できた。草津から草津線、これも混んでいる。朝8時台に貴生川へ向かう(信楽へ行くのか?)人があれほどいるのか、というのも発見。貴生川以降は雪景色、車中もローカル線の味わい。柘植で関西本線に乗り換え。とにかく今日は乗り換え待ちが寒い。柘植駅はまるで映画のロケに出てくるような「昭和」の風景。ここからワンマンディーゼル。関駅で乗降が多かったのは発見だった。亀山駅で乗り換え。ホームを渡る階段が大混雑。鳥羽行き普通、乗る車両は1両。押し合いへし合い。亀山市に罪はない。しかしこのような鉄道事情の自治体に住みたいとは決して思えなかった。亀山から3駅で津。津駅は見慣れた風景。ああそうか、あたりまえだがJR津駅には架線がない。つまり「JRの」津駅にはまったく電車が走っていない。「近鉄」津駅に次々とアーバンライナーが発着している横で、ディーゼル快速「みえ」号は大きな音を立てて名古屋へ向かう。勝負は既についている。
  • 今日の目的を忘れてはいけない。津駅地下のダイソーで買い物をすることでもなければ、アスト津の地下にある「ザ・丼」で海鮮丼を食べることでもない。「社会思想史」の講義である。講義は来週まで。今回はいよいよ大詰め、戦後世界の社会思想のトピックを紹介。昨年2コマ連続講義だったのが半分の1コマになり、カリキュラム内容の過多状態をなかなか解消できていなかったが、何とか締めくくれた、と安堵。
  • 終了後、M先生と生協食堂で雑談。研究に関する情報交換はいつも刺激的。或る研究領域の理論に浸透しているルサンチマンについては、私も以前から関心がある。
  • 夕方。同じルートで帰宅しようとauのナビウォークで検索。一応、接続良く帰れることが分かったが、午後9時をまわるという。寒風吹きすさぶ津駅から亀山へ。亀山で乗り換えた時にノックアウト。疲れで睡魔に襲われ、起きられない。結局、終点の加茂まで乗る。凍り付きそうな北風がビュービュー吹く加茂駅から、区間快速環状線経由大阪行きに乗る。この車両は昔よく環状線で見たタイプ。「スカスカ」というか、暖房がすきま風でかき消される寒い車両。王寺あたりまでしか記憶がない。環状線内も爆睡。大阪駅東海道線に乗り換え。結局家に着いたら午後10時を回っていた。計16時間。ちなみに現地での仕事は90分。熱っぽさを抱えながら早々に就寝。