「立命館学園一時金訴訟」

  • 知り合いの先生から上記の情報を頂く。あまり知られていないかもしれないが、理事会による一時金の一方的な賃下げが、過去三年繰り返されている一方で、前理事長・前総長の退任慰労金は1億6000万円に倍増されているという。現在150名以上の教員が原告となって、協定通りの支払いを求めて裁判所に訴えている。その公判が、相手側代理人の都合で京都地裁の公判が2月26日に延期されたという。
  • 法を「教える」大学が(ましてや立命には法科大学院もある)、教員の一時金を一方的に一部支払わないという異常事態になっているとは、ご存じない方も多いのではないだろうか。全国の立命館大学卒業生のうち「革命の気概」に溢れた方々も、これまでほとんど情報を得られなかったのではないだろうか。現在の立命館の中ではこういう事が起こっている。それを知っていただくだけでも意義があろう。
  • それにしても、突然給料の一部を支払わないなどということが、まかり通るものなのだろうか。企業でも「コンプライアンス」が叫ばれているが、労使間の問題は別なのだろうか。仮に使用者側に味方しようとする者が居たとしても、ストレートに法を無視するような人件費削減は、一番拙いやり方で、賛成のしようがないだろう。理事会側の弁護士がどういう理屈を構築しようとするのか。さぞ大変だろう。
  • 詳しい訴訟の内容は「立命館学園一時金訴訟をすすめる会」のサイトをご覧頂きたい。私も衣笠で学んだ一人として、無関心ではいられない問題である。