ドキュメンタリーの難しさと大切さ

  • ドキュメンタリー番組ウォッチャーとしては、このブログで「今年見たドキュメンタリーベスト100」みたいなこともやりたいのだが、書く時間がなさそうだ。現在、空いた隙間の時間で11月下旬のドキュメンタリーをダビングしている。
  • 今日、たまたま関口宏の「水曜ノンフィクション」を見たが、低視聴率なのがよく分かる。関口は相変わらず若い女性キャスターを侍らせている。彼の番組はどれも若い女性を並べたがる。この番組は、「サンデーモーニング」でやれなかった内容を水曜夜に放送している感じがする。ああいうのは日曜の朝だから見るのだというのが、TBSは分かっていないらしい。数字的にどうなのか知らないが、テレ朝の「報道発」の方が、意欲は感じる。
  • その後の久米宏も低視聴率らしいことを、その番組で自ら語っていた。今日、その番組で「NHKニュース7」がニュースでは高視聴率を維持していることを知った。ではいったい、7時半に「クローズアップ現代」になったらどのくらい視聴率が下がるのだろう。おそらくかなり下がるのだろうが、よくNHKは「クローズアップ現代」を週4回も放送し続けているものだ。民放でも週一が限界、しかもその質もバラツキが大きいのに。この「クローズアップ現代」がもし無くなったら、地上波のドキュメンタリーは壊滅的打撃を受けるだろう。今日は非正規労働者に広がる「うつ」問題、昨日は中国経済の失速問題、先週は産廃処理が各地で行き詰まっている問題や、石膏ボードの有毒ガス問題、前空幕長論文問題など、先々週はインドテロ問題や大麻汚染など「ニュース解説」に類するものの中で「小児がん」問題を特集しているのも、この番組の持つ強みだ。「クローズアップ現代」を一年中見ている人は日本でどのくらいいるのかは知らないが、私はその一人である。やめるなよ、NHK