原点から見直したい

  • 「お詫びから始まる選挙は勝てない」「当事者が否認しているのに党が疑惑を認めては選挙は戦えない」、内部から「辞任派」と「辞任反対派」双方の言い分が出ている民主党の問題だが、どうも色んな立場からの「利害」があまりにたくさん渦巻いていて、有権者がそれに振り回されているように思えてならない。国民が「どうやったら民主党が選挙に勝てるか」を心配する必要はないと思えるし、逆に「どうやったら自民党が政権を維持できるか」を考える必要もないと思うのである。国会議員を辞めよと国民が要求するなら話は分かるが、民主党員でもないのに民主党の代表を辞せよと求めるのは、それは党内問題だから筋違いのような気もする。結局は与えられた条件の中で、有権者が投票行動で意思を示すことで決着を付けるしかないのではないか。
  • 私は、小沢氏に疑惑が深まったからといって麻生総理を再評価するなどという摩訶不思議な思考回路を持ち合わせていないので、最近の世論調査の結果(先日の読売だったか)は意味がよく分からない。予想屋でもないので選挙の結果も予想できないが、もうすぐ全国に届けられる「将来の大増税分の一部を現金で配る給付金」で国民が「現政府は良い政治をしている」と思ったなら、それにふさわしい政治家が今後も支配することになる、それだけのことだろう。勿論私はそのような結果を望んでいない。