「貧しい心はメイクじゃ隠せねえ」(ゼリー)

  • 忌野清志郎が逝ったという。今でも信じられない。泉谷さんではないが「認めたくない」のが正直なところ。伝説になるには早すぎる。いつまでも「現役」でいてほしかった。桂三木助の自殺を悼んだ春風亭小朝ではないが、「生き返らせることができるなら、生き返らせたい」と思うほどだ。死んだとか言ってながら、今年の夏にどこかのフェスにサプライズで出てくれないかな、などと思ったりする。今は感謝の気持ちと、これからも聞きますのでよろしく、という気持ちだろうか。
  • 私の性格なのかもしれないが、清志郎(の自称友人)による「ザ・タイマーズ」は私にとって革命的だった。あそこまでやってこそ「ロック」だと思う。特に「宗教ロック」は歌詞が良い。現代の新興宗教の大流行は、金で救いを買おうとする現代人の心にも問題があるんじゃないの?と皮肉っていた。私がもし「現代人と宗教」とかいう授業を受け持つことになったら、学生に一度はこの曲を聴かせたい。
  • ああ、もっと曲聞かせてよ、清志郎さん。実はどこかにいるんでしょ?