(7/19)悩みを忘れ、しばし絵を見る

  • 昨日は、一昨日の悩みの続き。悩みは深まるばかりで、ブログを書く気力も奪われていった。
  • 今日は京都市美術館へ。かなり前から出かける約束が決まっていたので、今更動かせず。行き先は「ルーブル」展。入館の大行列のすごさと、フェルメールの絵が小型すぎるのが印象に残る。何重もの遠巻きでしか見られないので、もしポスターが貼られていても、ほとんど気づかない距離。ふと、ローワン・アトキンソン主演「ビーン」劇場版第一作のオチを思い出した。
  • ところで、哲学プロパーとして是非紹介しなければならないのは、この展覧会にルネ・デカルト肖像画が展示されていることだ。口元にたたえる笑み(のように見える)は、何を物語っているのだろう。この肖像画を前にして絵と対話したくなるような気分だった。私にはこれが一番のヒットだったのだが、この絵が元々複製画であるせいか、絵ハガキ販売は無し。ここは京都、左京区ですよ。学校や大学だらけなのに、ハガキにすれば売れると思うのですがねぇ。いや、それこそさらに「複製画」を作って数万円で売っても売れるはず。買う教授達は必ずいると思う。商売が下手だね、ルーブル展。