(5/2-4)これが5月最初の記録とは

  • まず、忘れないうちに5月の外出記録。といっても毎日どこかへ出かけていたわけではない。2日に本屋で新書二冊購入(上川あや『変えていく勇気』岩波新書河野美香『男が知りたい女のからだ』講談社ブルーバックス)。4日に京都へ行き、昼間に京都古書研究会の「古本まつり」で買い込み、夕方から家族で外食した。
  • 古本まつりでは7冊5000円ほど購入。ジェンダー関係、社会思想関係、ナショナリズム関係の本も買った。やはり研究に関するものが多かった。バトラーについては日本の研究者の論考は結構収集できてきた。日本でのバトラー論についても書いてみたい野望はある。
  • 以前からこっそり探し続けている、眉村卓SF小説は今回も見つからなかった。ただ、眉村SFは所持している単行本だけですでに30種を超えているので、古書店でもダブりしか見つからなくなっている。氏の作品が一挙に全集化される時には、それを購入できるだけの資金を持っておきたいものだと思う。
  • 4日夕方の会食は京都タワー地下の中華料理店。まことに庶民的。今回改めて、我が家は全員「阪神ファンが嫌いだ」ということを再確認した。「阪神タイガースの選手が嫌い」なのではない。
  • 他地方ではあまり意識しないと思うが、関西に住み続けていると「阪神ファン」に対するイメージは極めて悪くなる。「ガラが悪く、他チームファンに対する配慮が無く、野球をよく知らない」野球ファンは、総じて阪神が好きだったりする。つまり、プロ野球ファンの印象を一気に下げているのが阪神ファン、ということになる。ひいきのチームが何連敗したからといって酔って暴れているようでは野球ファンとは呼べない。つまり阪神ファンには野球ファンと呼べない者が残念ながら混じっている。もちろん、私が個人的に知っている阪神ファンは節度もあり、立派な人たちばかりだ。しかし「ファン層」ばかりは、そういう個人のモラルだけではどうにもならない部分がある。
  • また、そういう「ファン層」を生み出したのはファンだけの責任だけではない。関西に住んでいれば、民放ローカルニュースの「野球の話題」とはすなわち「阪神の話題」である。関西のスポーツ新聞が報じる「一番の話題」とは「阪神の話題」である。これが年中続くのである。これが一部ファンに「幻想」(もっともメジャーな話題であるという幻想、いつも強豪チームであるという幻想)を与え、他チームのファンに対して傍若無人にさせ、阪神が弱くなるとイメージとのギャップに心理的に耐えられず、暴走してしまうことになる。