(8/25)胃は少し回復

  • 昨日はようやく入浴。温めの湯船に30分。快楽である。夏に風呂に入る、というのがこんなに気持ちよいものだったかと思う。
  • そして午後から研究会。相変わらずケアレスミス多し。さらに数カ所、「これは私がどんなに逆立ちしても訳せない」と思った箇所を発見。その深遠さに目眩しそうになる。語学は「たしなむ程度」が苦悩も小さくて済むのかもしれない。昔、鈴木健二が「知は楽しみなりと申します」と本質を外したことを言っていたが、楽しいと思う程度の知は知の内に入らない、といつも思う。
  • 話は少し脇に逸れるが、三重短期大学のある語学の先生方と講師控室で「一つの言語が『らくらく』『すいすい』身に付くわけ無いよね」と、身も蓋もない話で盛り上がったことがある。市販のテキストタイトルの誘い文句のひどさに「文句」を付けて楽しんでいた世間話である。おそらくどんな言語でも、ネイティブの使い手とやりとりして、問題なく使いこなすまで上達しようと思うなら、血の滲む、涙なしでは語れない苦労を乗り越える必要があるはずだ。要はそれを身につける本人がそれをどれだけ「苦痛」と感じずにやり遂げられるかに事の成否がかかっている。語学講師とはそのささやかな手助けをするにすぎない。
  • 閑話休題。食事はいまだに飯粒を敬遠してしまう。昨日は、朝に素麺、昼はゼリー、夜は冷麺だった。満腹感も、もちろんアルコールもいらない。でも胃が痛くて困る、というのは脱したようだ。やはり昨日送った訳稿がプレッシャーだったか。