(8/28)やっと夜が涼しい

  • 昨日は昼から図書館へ。隣がマンション工事中で、しかも午後は断水だという。しかたなく避難したついでに、ヘーゲルの原書を最終確認用に借りてきた。出典の引用ページ等をもう一度チェックするためだ。原書は高額なので、いつも部分的にコピーするか借りるかのどちらかだ。
  • 有り難いというか、人気がないというか、私が借りようとするヘーゲルの原書類は、いつもすべて誰にも借りられずに揃っている。中には私だけで4度も5度も借りた本がある。今回もそうだ。全部揃った。ヘーゲル法哲学の研究をされている方ならご存じだと思うが、ヴァンネンマン・ノート(第1回)、ホーマイヤー・ノート(第2回)、ホトー・ノート(第5回)、グリースハイム・ノート(第6回)、そしてリンギア・ノート(第3回)などである。(残念ながら「ヘンリッヒ編」は所蔵されていない(はずだ)が、これは翻訳をされた牧野先生から、現在直接お借りしている。)ついでに周辺を眺めていたらエドゥアルト・ガンス(Eduard Gans)の著作もいくつかあった。
  • 近年は校舎建設にばかりお金が使われているように見えるが、図書館に眠る過去の遺産は偉大なり。関西でヘーゲルを専門に研究するためにここまで資料を揃えられる大学は、(京大を例外として)いくつあるだろうか。
  • 今回の論文修正にあたって、先日のこのメモ帳(8月5日)でも書いたように、滝口先生の著書をほぼ読み終えた。勉強になることが大変多かったのもさることながら、私のオリジナルな立ち位置を具体的に確定するためにも参考になった。やっぱり今手元にある論文は世に出したいと、さらに強く思うようになった。もし審査で落とされても、必ずどこか別の機会で出させてもらおうと決めている。
  • メモ。昨日毎日新聞社からハガキ届く。8月31日に京都・宝ヶ池の国際会館で開かれるアンゲラ・メルケルAngela Merkel)ドイツ連邦首相の環境問題の講演会の参加申し込みの抽選に漏れたとのこと。これで一日予定が空いた。31日は論文を出したあと(のはず)だし、一日どこかへ遊びにでも行きます?まあそれは31日に考えます。