(1/30)ディベートな一日

  • 早朝から出勤して、某高校で午後3時過ぎまでディベートのアドバイスに全力投球の一日。全クラスにディベートのABCを紹介し、その魅力を熱弁してきた。初対面の生徒たちは、喋る力のいれ具合が若干難しい。熱く喋りすぎてもダメ、逆に昔ながらの大学講義のように受講者をろくに見ないようではますます寝てしまう。
  • 彼らを見ていたら、自分の高校一年の頃を思い出した。あの頃。私の人生の中で三本の指にはいる、ストレスで苦しんでいた時期だ。何と人生とはつまらないものだろうと、心の底から嘆いていた時期だ。私は結局、自分の抱えていたストレスと上手く付き合えないまま、17歳になった。大学に入学することによって、私の魂はある意味で「解放」されるのだが、それまでは本当に自分も大変だったし、親にも心配をかけた。今回、私が呼びかけた「ディベート」によって「救われる」生徒がいたなら、私は嬉しい。「つまらない大人にはなりたくない」とつぶやく十代の心に届くと良いのだが。