(2/3)入試のラッシュにやられる

  • 昨夜は朝方まで購入した本を読んでいた。言い方は俗っぽいが「使える本」は意外に少ない。名前は差し障りがあるので書けないが、「こんな本、タイトルと内容が全然違う。まったく役立たず」というのもいくつかあった。読者は慎重に吟味する必要がある。また、内容だけでなく、思想的にも疑問がある本もあった。「アメリカ帰り」の「洋行」組研究者に見受けられるのが、「西洋言語かぶれ」が多いということだ。「日本語は非論理的、英語は論理的」「日本語に論理というものは無い」と言い切った本まであった。非論理的な話し方しかできない英語圏の人間も無数にいるだろうに。おそらく、英語圏でそうとうカルチャーショックというか、「やりこめられて」きたのだろうと思うと少し可哀想にも思える。その一方で、「日本語を」論理的に駆使する方法を伝授している良書も数多くあった。そういう本は勉強になる。いずれまたこのブログで、役に立って(実践で利用できて)、しかも勉強になった(読み物としても優れている)「論理的思考」に関する本を紹介したいと思う。
  • 今日も夕方から研究会。出かけた時がちょうど大学受験の帰宅時に重なり、日曜午後4時半ごろなのに、電車はラッシュになっていた。堺筋線まで混雑が続いた。
  • 今日の研究報告も勉強になった。アメリカの「反靖国」圧力の方向、日本の「靖国派」国会議員の動向など、興味深いものばかりだった。その報告群が近いうちに某月刊誌に掲載されるそうだ。せめてその雑誌購読者すべてに読んでもらいたいものだ。次回の研究会の予定は、先月欠席していた私に仮決めされていたことを知る。良い機会なので、この一年ほど収集していた、「ジェンダー・バッシング」を振りまく論者たちに関する資料を整理した結果について、報告させてもらうことになった。
  • 帰宅後、微妙に微熱。ラッシュで風邪引き受験生に移されたか?でも明日の朝までに送るべき資料があったので、徹夜で作業。結局、朝7時までかかる。約束の原稿がいくつか溜まっているのは心苦しいのだが、締切厳守のものから先にせざるを得ない状況が二月も続いている。