(chat)「カニ」かよ

  • この項目は全くの世間話。お好きなように読み飛ばしていただいて結構な(と言うか、このブログすべてがそうなのだが)駄弁を一つ。
  • 私はこの季節の名物である「カニ」(蟹)にほとんど魅力を感じない。食べれば多少は美味しいのだろうし、食べたことも少しはあるのだが、値段と魅力が釣り合わないのだ。魅力の割に値段が高すぎる。
  • JR西日本管内に住んでいると、とにかくこの季節の駅構内は「カニ旅行」の宣伝物で溢れる。もしかすると「スキー・スノボ旅行」よりも多いかもしれない。
  • 「なんで?カニのどこがええのん?」と私はいつも思うのだが、食べ物の好みというのは、合わなければ何と共感の難しい話題となることか。私も関西生まれの関西育ちなのだが、関西人の「カニ」を嬉しそうに語る会話に入っていけない。ロシア産のカニを山陰で食べるのも自由だが、海産物資源の利用方法としてはどうだろうか。
  • もっときつい事を書くと、「カニ」を何とかの一つ覚えのように喜ぶ人は、「高級ブランド和牛肉」だと言えば奇声を発して歓喜する芸能人と同様に、あまり知的に見えないのである。もっとも、「一つの食べ物に我を忘れる人間の姿」というのは、誰がやっても知的に見えないのかもしれないが。
  • もし自分に子どもができて、その子が蟹料理を見て「カニ〜〜」と歓喜しようものなら、我が子に対して「なんでこんな単純なバカに育ったんだ」と冷ややかに軽蔑する可能性はかなり高い。
  • 普段の講義で見せる姿を「白伊藤」とするなら、この話題はまさに「黒伊藤」だが、まあこういうことも考えて人間は生きているという、まさに駄弁でした。