夜中にまとめて見たバラエティー番組

  • 勝手に観光協会」(KBS京都)。今週は埼玉編(前編)。相変わらず二人の目の付け所は、本家の観光協会泣かせである。様々なデザインの田んぼのかかしを寸評して映像の大半を使った感じ。ああいう編集を見ると、逆に「埼玉は見所が少ないのか」と思ってしまう。この番組はふざけているようで、実は奥深いと毎週思う。それは、一体日本人は何を見て、そして何に対して「観光」資源と感じているのかを如実に映し出すからである。彼らは行政や民間企業の考える「観光」に乗っかったり、わざと「はずしたり」しながら、「どう楽しめるか」を遊んでみせる。全国47都道府県を回った彼らは、観光は意外なところから生み出されうるという可能性と、地域経済を潤すほどの観光を確立することがいかに容易ではないかという現実を、(無意識かもしれないが)見せてくれる。
  • 「黒バラ」(ytv)。今週は、先週の蕎麦屋スピード対決の裏側と、大山のぶ代とゲームの一週目。あまり派手な盛り上がりは無さそう。かなり上手いという大山のぶ代のゲームの腕前は見てみたいが。
  • 「未確認思考物隊」(関テレ)。オカルトをオカルトとして扱っているために変質著しくなっている番組。松尾貴史が番組を降りたのは正解。竹内義和浅越ゴエも「分析」への探求心が乏しく、魅力を減じている。深夜なので、怪しいことを怪しいままに垂れ流したほうが「数字」は良いのかもしれないが。そう、「納豆ダイエット」のように。