(4/25)体調は戻ってきた

  • またもやプリントが仕上がらなくて、ようやく朝8時半に仮眠。午前11時半起床。歯を磨こうとすると、ひどく胃が荒れていることに気づいた。ビタミンやミネラルを消費したせいか、口内に数カ所、口内炎の初期症状が出ている。やはり今回の風邪はきつかった。
  • 昼から講義。関大「論理的に考える」第3週。もっぱら論理構造の図式化練習。今週の小テスト採点によって、はっきりと到達度の差が現れてきた。第1週に取っておいた「素養」を調べる小テストが、ここで役に立った。「素養高−テスト高」グループは、心配はいらない。演習内容を簡単すぎると思われないように気を付ける程度だ。「素養低−テスト高」は、講師にとって有り難い存在。このグループが「ついていけない」事にならぬように注意していけば、講義による学習効果を広げていけるだろう。「素養低−テスト低」も、ある意味では自然な結果。本人に基本の確認を中心に復習を促す。問題は「素養高−テスト低」。どこに問題があったのかを注意深く観察していかねばならない。少人数クラスなので、こういう細かい指導方法が使えるのは有り難い。もっとも、少人数制の進学塾などではあたりまえの指導法なのだろうが。私が昔、バイトをしていた進学塾でも、ここまで細かいことは考えていなかった。そう考えたら、塾の仕事は今よりもずっと「やっつけ」だったのかもしれない。
  • 夜、関大大学院哲学専攻新入生歓迎会。哲学・倫理学系ではMに4名、Dに1名が晴れて「入院」。4名の卒論タイトルを見ると、ヒューム、ハイデガーフッサールベルクソン。こういうメンバーが入ってくるのは関大らしいところ。
  • この新入生歓迎会は、立派な手作りのパンフレットが配布されていた。そこには各院生の連絡先や自己紹介と並んで、哲学専攻の院生達が主催している自主サークルの案内が載せられていた。なんと5つもあるのだ。私も新入生にさんざん「入れ、入れ」とけしかけておいた。こんな貴重な機会、私が修士課程に入った頃は一つもなかった。サークルなんて、自分が成長する場としてナンボでも利用すればいいのだ。
  • 私は身体を冷やしてはいけないので、焼酎のお湯割りをちびちび。学外の方は殆どご存じないだろうが、「関西大学」という名前の焼酎がある。味は麦と芋。私はいつも芋を頂くが、くせが弱く、飲みやすい味である。この歓迎会の場でも結局、鷲原先生と仕事の打ち合わせを少しする。春にケルン大学から帰国された品川哲彦先生がお越しになっていたので、ドイツの土産話を拝聴。なぜか「広島の食べ物は美味しい」という話題で盛り上がる。