(5/3)休日

  • 昼から京都へ。京都市勧業館みやこめっせ)で「古本まつり」。約三時間見て回る。ジェンダーフェミニズム関係が三冊、他は論理のレトリックに関する文庫本、飯塚浩二の著作など。計5冊、2500円。自分の関心の向くままに買うと、今はこういう結果になる。あまり予算もないので、高い本は手を出さなかった。
  • 高野に移動して美容院でカット。夏仕様に短くする。今日、京都市内は30度になったという。今から30度だとしたら8月は何度になるのか、少し恐ろしくなる。
  • さすが人気グループのせいか、アクセスの反応がよい「Perfume」の感想を今日も少し。
  • 初期の「木の子」時代と比較して、中田ヤスタカ氏の詞がどんどん「詞のように構成されたキャッチコピー」になってきている(「リニアモーターガール」は顕著)し、詞から「女の子臭さ」も消えている。ただ、今のコンセプトでは、むしろそのくらいの「軽やかさ」の方がフィットしている。「キャッチコピー」群の中に少し「意味深さ」を見せれば、適度なスパイスになって心に残る。そこに中田ヤスタカ氏の「サビ」の破壊力がパッケージされている。デビューして数年の曲は「何?『うる星やつら』の新しい主題歌?」と思うような雰囲気もするが、徐々に「シャープな疾走感」を強調したことが結果として良い流れになった。スタッフのコンセプトの勝利だろう。
  • アキバ系」ファンの男子にも受けているのかもしれないが、それよりも「昔テクノポップや80年代アイドルのファンだったが、現在のアイドルに興味がわかない30〜40代男性」に直撃したであろうことは想像に難くない。「ポリリズム」のヒットに続いて「Baby cruising Love/マカロニ」も好調のようである。このPVがまた良い。80年代と言うよりは70年代の「近未来」感がある(PVは矢風を見て欲しい)。ニューアルバム「GAME」に収録されている「シークレットシークレット」のPVも「動き出すマネキン」という、何やら懐かしいコンセプトでダンスを展開している。本人たちはもちろんその美術コンセプトの「計算」を知る由もないだろうが、Perfumeというグループには、その年代を「刺激」する装置がいくつもついている。