(6/9)ヤマ場

  • 今日は月曜。「情報処理論」の1回目(別クラス)と、高槻で講義。今はとにかく睡眠時間が欲しい。この一月ほど、寝不足でない状態で講義ができたことは一度もない。「女性学」は、性暴力問題の後編。性犯罪が与える被害者への負担の問題を中心に。「防犯の論理」は、倫理的正当性を見失わせる役割を果たす。「自転車の鍵は二つ付けよう」という標語があったからと言って、鍵を一つしか付けていなかったために盗まれた被害者を責める言説は、加害者の味方であるに等しい。「痴漢に遭いたくなければ満員電車に乗らなければ良い」というのも同じだ。毎年繰り返し論じている問題だが、やはり毎年のように「被害者も悪いよ」という意見は必ず現れる。
  • 帰宅後、仮眠の後、仕事。こういう生活のせいだろうか、ここのところ睡眠障害が悪化している。もう睡眠障害とは二十年以上の長い付き合いなので、すぐに完治する物でもないと覚悟を決めてはいるが、仕事が急激に忙しくなると睡眠障害も悪化する。今、一日の中で一番眠い時間帯は正午〜午後3時。真夜中も全部含めて、そうなのである。だから、仕事の真っ最中に一番頭の回転が鈍くなる。いつもと同じ事をしていても、この時間帯は仕事がスムーズに行かず、激しく焦る。この精神的苦痛は、なかなか言葉では表現しにくい。風邪も引きやすくなる。でも、週末は少しホッとできる時間が取れるから、それまでは辛抱。