(6/9)ヤマ場
- 今日は月曜。「情報処理論」の1回目(別クラス)と、高槻で講義。今はとにかく睡眠時間が欲しい。この一月ほど、寝不足でない状態で講義ができたことは一度もない。「女性学」は、性暴力問題の後編。性犯罪が与える被害者への負担の問題を中心に。「防犯の論理」は、倫理的正当性を見失わせる役割を果たす。「自転車の鍵は二つ付けよう」という標語があったからと言って、鍵を一つしか付けていなかったために盗まれた被害者を責める言説は、加害者の味方であるに等しい。「痴漢に遭いたくなければ満員電車に乗らなければ良い」というのも同じだ。毎年繰り返し論じている問題だが、やはり毎年のように「被害者も悪いよ」という意見は必ず現れる。