(7/7)ノルウェーと日本

  • 今日は「女性学」の日。ノルウェー男女共同参画の状況について説明。GEM(ジェンダー・エンパワーメント)指数1位の国の実情を垣間見た。一つの大きな鍵は「ポジティブ(アファーマティブ)・アクション」に対する社会的理解だな、と実感。
  • と同時に、「男女共同参画」を「男女平等」の代わりに置き換えられないことも実感する。「男女共同参画」には賛成でも「男女平等」には反対の人もいるだろうし、その逆もいるだろう。目指している理想は、かなり近い社会状態をイメージしているはずなのだが、「共同参画」と「平等」では手法が大きく異なる可能性がある。少なくとも、日本政府はそのあたりの議論を詰めないまま施策を進めている感がある。もう少し、この「男女共同参画」なる概念について、分析的に考察する必要がありそうだ。