(9/14)研究生活とパソコン

  • 現在は目下、新学期のレジュメ作り。私の場合はテキストを指定しない事の方が多いので、「完全オリジナルプリント」という学生向け無料サービスで行うことが多い。なのでおそらく後期(秋学期)も自作プリント作りで忙殺されるであろう事は目に見えている。わざわざ忙しくなるように自分を仕向けているような気がする。これでは体がいくつあっても持たない。今のところスケジュールを見る限り、10月中旬まで丸一日の休みは取れそうにない。
  • こういう生活に欠かせないのはパソコンである。この夏、(おそらく)電源ユニットの過熱が原因でマウスコンピューターが逝かれてしまったので、生き残った液晶ディスプレイ(三菱製)に、今年の夏モデルのHPパビリオン・スリムラインシリーズを取り付けて、思いがけずビスタ生活となっている。ビスタの不便さと便利さを日々体験している真っ最中である。使い始めてすぐ、ビスタもよくハングアップすることが分かった。現在の悩みは、突然画面がちらつき、そして突然治ることである。
  • 移動用には、以前(7月26日)も書いたが、7型液晶のウルトラモバイルPCを使っている。本体についているマウス代わりのクリックキーは小さすぎるが、簡単な文書は移動中に作っておいて、帰宅後にメールに添付して送ったりするのに重宝する。30分ほどあれば、研究会でご指摘頂いた点をメモ形式で文書化したり、直接レジュメを修正する時間にも使える。
  • そして9月から、研究会の討論を録音するためにボイスレコーダーを購入した。オリンパスから安くて高性能のレコーダーが多く発売されている。家電量販店は品揃えが悪いので、ネット通販が便利だった。私は値段を安くするためにモノラルにしたが、拡張子wmaでコピーできる(mp3対応やステレオ録音のものは少し値段が上がる)。私の買ったタイプは、レコーダー本体にUSBコネクタがついているからコード要らずで、PC本体にドライバをインストールする必要もない。高音質モードでしかもノイズをカットする設定をしておけば、二十人程度の会議室で行う討論なら、私の座る場所にレコーダーを置いていても、ほぼ全員の声が聞き取れる。単4電池1本使用だが、消耗具合は12時間ほど録音して、電池の消耗を知らせるインジケータ(三段階)が一つ消える程度である(アルカリ乾電池使用)。ボイスレコーダーがここまで高性能になっていたとは知らなかった。しかもこれが7千円台(もちろん新品)で購入できるとは。昔のICレコーダは高くて手が出なかったが、少しずつ私の研究生活も「デジタル化」(死語)している。
  • ちなみにもちろん、どこからも研究費など出してもらえないので、二台のPCで私の生活費は大赤字である。さあ新学期、がんばって仕事しましょう。