(11/5)Yes, we can

  • 今日は津へ。テーマはルソーの「社会契約論」。完全なる自由と完全なる共同の両立の可能性を「信じて」いる学生は当然少数。しかし、不可能を可能にしてきたのが歴史であるならば、不可能を可能にする思想の歴史が社会思想史でもある。「どうせダメ」と言う前に、とりあえずどういう方法があり得るかを考えてみましょう、という感じで。
  • 私は社会思想史の講義の最初に、必ず参加者に現在の社会に対する認識を問う。そこから望まれる社会像を問うていく。そして最終的には各人の中で「自分が望む社会を実現するためには、どういう可能性があるか」を把握させることを一応の到達点に設定している。18,19歳が揃いも揃って「いくら望んでも、どうせダメでしょ」って言う姿、ちょっと悲しくなりません?