M-1

  • 夕食後、何となくM−1グランプリを見る。ノンスタイルが優勝。あの出場メンバーの内容では一位にせざるを得ないか。そう思うと、去年のサンドはレベルが高かった。今年のナイツやオードリーも面白かったが、大阪勢が多数を占める審査員はノンスタイルの成長前を知っている分、有利だった。それにしてもキンコンはひどかった。伸び悩んでいるのは誰の目にも明らかなんだから、漫才にこだわる必要もないだろうに。優勝を宣言し、敗れて号泣し、また優勝を宣言して、そして最終決戦にも残れなかった。自滅の芸人人生。それもまた芸人の生き方なのかもしれないけど。今更大阪にも戻れないだろう。厳しいが、それもお笑い界か。
  • お笑いのライブへほとんど出かけたことがない私だが、ノンスタイルはステージで見たことがある。その当時は若手で伸び始めた頃だったが、最近は伸び悩んでるな、と思っていた。今回知ったが、東京へ出てきていたのか。でも東京で受けるのか、彼らの漫才は。というか、東京でお笑いタレントになって、漫才をする機会はほとんど無くなる、というパターンになりそうな気がするが。東京のバラエティ番組で「ひな壇芸人」となっていくのか。まあ、「ひな壇」でさえも憧れている若手は山ほどいるのだろうが。
  • 芸人を偉い、偉くないで分類するのはどうかという気はするが、やはり視聴者としては売れても「芸」をやり続けてくれている方を「偉い」と思う。話が違うかもしれないが、役職に就こうが、定年退職しようが、生涯自分の研究成果をコンスタントに発表し続ける研究者を、私は偉いと思う。お金や待遇の問題よりも、それを大切にする人生を送りたい。