地下鉄の駅の中で

  • ソウルの地下鉄は、路線によって駅舎の新しさが違った。新しい駅は液晶テレビ掲示板で接近表示され、英語表記も中国語表記もあったが(日本人は中国語表記を見ればかなり分かる)、古い駅はハングルオンリーなので注意が要る。地下鉄の号線番号までハングルの場合もあった。もうそうなると、ハングルの読めない人間にとってはどちらのホームへ行っていいのかお手上げになる。ただ、市内中心部の外国人観光客の多い駅はたいてい英語や中国語も書かれていた。自動改札はバーを自分で押して入る。ヨーロッパでは見慣れたタイプだが、日本ではまず見かけない。知らないと立ち往生してしまう。後ろの韓国人にすぐ怒られるので注意。(経験者は語る)
  • ほとんどの車両は、座席がステンレス製。これは日本人には違和感を感じるかもしれないが、慣れると何とも思わなくなるから不思議。おしりの部分が暖かくなっているのは日本と同じ。
  • 駅のホームには、日本でAEDが置いてあるように「防毒マスク」と「防空ずきん」が備えられている駅があった。この国が「休戦中」であることを思い出させる。ちょうど、北朝鮮がミサイル配備を始めている、という報道が韓国でもされていたので、ちょっと不気味。
  • 駅構内の売店は夜10時近くまで開いている店もあった。売られているものは日本と似ている。ガムやチョコレート、新聞やミネラルウォーターなど。英字新聞は「コリアンヘラルド」1000ウォン、「コリアンタイムス」700ウォン。ともに別刷りに英語の学習ページが挟み込まれていた。記事は「ヘラルド」の方が堅めか。週刊のタブロイド紙がいろんな種類売られているのが目立った。記事は読めないが芸能ゴシップ物が多そうだった。