(4/20〜24)一週間

  • 再来月くらいまで、月曜は女性学、生命倫理のテキスト演習、火曜は倫理学、水曜は高校生にスタディスキル、金曜は大学生にスタディスキルと形式論理学、といったスケジュールである。このほか月に一、二回、土曜日に研究会が入ったりする。そして各方面から土曜日曜のシンポジウムの案内をいただく。しかしそういうシンポや研究会は、半義務的に参加が必要なもの以外は、残念ながらほとんど出席ができていない。週末は早いうちから予定が入っており、それが大抵平日の仕事に関わっているからだ。
  • 月曜日は高槻で女性学。受講生数が確定。カリキュラムの関係で昨年よりも学生が減った。同じ時間にもう一つやっている科目へ人気が集中したのかと思いきや、そちらも同様に少なそう。どうやら学生は選択科目であるのを良いことに、この曜限に履修登録をそもそもしていないらしい。そういう時間に担当しなければならない非常勤の立場は、なかなかつらい。しかし一名でも100名でも心を込めて全力投球するのが非常勤の役割である。一方、生命倫理の方は順調にスタートした(と私は思っている)。この時間は定員20名なのに、授業開始時に私のクラスに28名も受講を希望してきたのは驚いた。内容に人気が集まったか、それとも「単位が取りやすい」と思われたか。
  • 火曜日は枚方倫理学。今年から。学生はびっしりと100名。学生にとって私の授業内容はどういう風に映っているのか、そんなことを気にしながらあっという間に一時間半が過ぎていった。
  • 水曜日はスタディスキルを高槻の高校生に。こちらは経験も蓄積もできているので、どういう生徒がいても「どんとこい!」という感じ。とりあえず来月中旬の発表会が楽しみ。
  • 木曜は定休。しかし実態は一日中、家で仕事。何かのプリントを作っている。アイディアがまとまらないときは梅田某所のホリーズでうだうだと授業内容を練っている。ポメラ持参で打ち込んでいく。
  • 金曜日は千里山スタディスキル。3限は水曜と同様、段取りがしっかり頭に入っているので、時間が足りず予定通りに行かなくても残った時間で何をするか、アドリブも効かせることができている。こちら側のそういった「ゆとり」が学生に伝わるのか、学生も和気藹々として授業が進行している。もしかすると学生らはほとんど「大学で授業を受けている」感覚すらないかもしれない。4限は形式論理学の基礎の時間。こちらは本当に真正面から「諸君を論理に強くする」と宣言しながらやっているので、毎週へとへとになるほど準備に追われる。哲学者や論理学者の説明の堅苦しさをどうやって解きほぐしながら話を進めるかは腕の見せ所だ。たとえ専門用語を忘れても実際的な論理の構築に必要なスキルを少しずつ練習していけるように、ワークシートは毎回工夫を凝らしている。私も勉強になるし、学生たちも勉強になるに違いない。受講生たちの卒業論文がどんなものになるか、読む機会はないだろうが、この授業の内容が役に立つのではないかと、密かに期待している。