(6/8-14)週報

今週撮影した大薬大の新校舎

  • すっかり「週報」と化している、我がブログである。(いつもチェックして頂いている皆様には申し訳ない)
  • 14日(日曜)の話から。朝、起きたら久しぶりに疲労感と寝不足感が抜けた。嬉しい。嬉しさのあまり、仕事を始めるのを躊躇するほど。午後からデーゲーム野球観戦を3試合ハシゴして観ながら、授業の書類の整理をする。この一週間は本当によく働いた。6月は非常勤講師にとって一、二度ある多忙月だが、今年の場合は第2週に集中した。
  • 8日(月曜)。朝1で情報倫理2週目。インターネットによって人間が獲得した「自由」の巨大さに見合うだけの「責任」を、私たちは自覚する必要がある。「安全」の名の下に自由を奪い去ろうとする、分かっていない一部の大人たちに抗して、倫理への主体的関与を。午後からの女性学では、LGBTから現代の若者の恋愛観へ移行。「他者とのコミュニケーションから予断を排除する」大切さについて話す。相手が男性の体つきをしているから女性を愛しているとは限らない。当人を直接知ろうとしないことに安住する姿勢は、自分が差別する側に回っている事を気づかせなくする。「自分の事を分かってもらいたい」なら、相手の事を分かろうとしよう。そんなところから、少しずつ差別は減っていくはずであると。
  • 9日(火曜)。倫理学第5週。この授業は毎週、ワークの難易度に悩む。今週は少しむずかしく感じる学生が多かったようだ。次週への課題多し。未来の看護師よ、君たちにこそ倫理が必要なのだ。
  • 10日(水曜)高校にて。個人発表の準備。生徒によって到達度や積極性に差がある。ただ、私の教えている高校の高校生は、理解度は高いから、その点は助かる。ロジカルなレスポンスができる高校生への道は始まったばかりだ。
  • 11日(木曜)。休み。明日の準備。それ以外は、文字通り休養で一日が終わった。
  • 12日(金曜)。朝1で情報倫理第2週(別クラス)。昼からディベートの反論と質疑についてアドバイス。各班で若干の温度差を感じるものの、総じて「ディベート競技がんばろう」という雰囲気になっている。来週が楽しみでならない。一方「論理的」の方は、なかなか初心者向けのワークの方向性が定まらない。どの程度の難易度にすれば、できるだけ居眠りが少なく、できるだけ「やりごたえ」が保てるか。これは火曜日と同じ悩み。
  • 13日(土曜)。インフル補講日。女性学では人種差別に関するビデオを上映。人間は如何に容易く差別する側・される側に、立って(立たされて)しまうのかを説明。「差別は良くない」という言葉は、凶悪な差別者でも言える。大事な事は「あなた」が何をするかであると。この授業では、ずいぶんと私は「説教」している気がする。すんませんなぁ、こんなオサーンの話を聞いてくれてありがとう。高い倫理観を持った薬剤師になってくれ。
  • 夜。三沢光晴の訃報を聞く。「レスラーはリングの上で死ねたら本望」などと言う人がいるが、当人が生きているうちに言うのは格好良いかもしれないけれど、本当に起きてしまうと衝撃が大きすぎる。技をかけたレスラー、会場にいたファン、関係者。彼は社長でもあったのだから、社長が職場で労災?死したようなものだ。やはり、人間は職場で死んではいけない。命がけの仕事をしている人ほど、周囲は「生きて引退せよ」と言うべきなのだろう。氏の無念を思うと言葉もない。直接技をかけたという斎藤選手の今後も心配である。