ようやく批判が上がり始めた

  • 最近、マスコミで宮崎県知事への批判が増えてきたな、と私は思っていた。ただ、もう一人忘れてないか、とずっと思ってきた。つい一週間前ほどの日刊ゲンダイでも、宮崎へは手厳しいが、大阪へは何を恐れているのか、どうも及び腰に見えた。ところが、今日の記事ではようやく批判が上がり始めたな、と確認できる記事が出てきた。

 大阪府橋下徹知事が各政党の関係者と会っている。自民党古賀誠選挙対策委員長公明党は北側幹事長、民主党は原口「次の内閣総務相」。東国原宮崎県知事ほどではないにせよ、各政党のマニフェストを値踏みし、どの政党を応援するか決めるつもりだ。橋下といえば、知事選の時は自公の選挙応援を得た。自公の担ぎ出しの裏では古賀氏の存在がささやかれた。本籍自公なのに、政党を採点とはエラくなったものだ。次の衆院選民主党が勝つのはほぼ確実。巧妙に鞍替えの狙いが透けてみる。橋下は自民党道路族さながら、高速道路建設推進派。口八丁の言動の裏には別の顔があるようだ。

  • 今も関西の大手マスコミは、大阪府で何か不祥事があれば知事へコメントを取りに行くが、知事を追及するか批判するかと思いきや、知事による「それは大きな問題だ。前向きに対策を進める」などとコメントする映像を撮ってきてニュースの最後に流し、「改革断行する知事」を視聴者にアピールするという段取りを固く守っているようだ。
  • 関西ではそのようなニュースばかりなので違和感を感じている人は少ないかもしれない。でも上のような記事を読むと、マスコミは全部が全部彼らの応援団というわけではないことが分かる。夕刊紙の存在意義はこのへんにあるのだろう。