「民主党マニフェストに“ダメ出し”するのがメディアの仕事か?」(「週刊・上杉隆」全4ページ)

  • そもそもマニフェストは、実現可能性を問うものではなく、将来の政策を示し、その達成度合いをチェックするための指針なのである。よって、メディアに期待されるのは、未来の実現可能性を問うことではなく、現実(過去の)のマニフェストの達成状況を検証することではないか。つまり、2009年の「民主党マニフェスト」よりも、2005年の「自民党マニフェスト」をチェックするのが先なのである。」(3ページ
  • そしてもう一つ私が付け加えるならば、政権与党の過去のマニフェストを検証した上で、その達成度を参考にして、政権与党の現在のマニフェストの「到達可能性」を見るべきではないだろうか。先日発表されたNGO等の「採点」では、60点以上を付けた団体(財界団体を含め)は一つも無かった。次の打席も立ちたいと自民軍の麻生選手は言っているが(別の選手と代打に出しても良いらしいが)、チームごと「二軍落ち」(下野)が相当ではないかと。