「財源は？」とか云うヤツはアホウ（シートン俗物記）

「そもそも修繕費などは投資的公共事業費には盛り込まれないし、災害頻発の理由の一つが乱開発が関係している。わざわざ不適格地に開発を行ったあげくに自然災害を招き、その対策でさらなる公共土木事業を呼び込む。普通はこういうのを「マッチポンプ」と呼ぶわな。」

政治家と土建業者と自治体幹部のどろどろした利害関係トライアングルの中で、当事者以外誰も必要を感じない「工事」が作り出される構造を、少しでも変えようとする政策に賛同して何がおかしい、と私も思う。今までの与党の政策で、私は何度「財源は？」と思ったことか。今頃になって自民は「財源」を理由に民主を責めようとしているのが、滑稽でならない。
「あんたの店のサービスをもっと良くするというが、そのお金はどこから賄うんだい？」「うちは隣の店とは違って、『財源』をちゃんと示してるよ。ほら、ここに『将来は値上げするから、サービスを向上できます』って、書いてあんだろ？」「それで本当に、客が信頼すると思う？」そんな掛け合いが頭に浮かんだ。