(2/25〜27)どこに「方言」を感じるか

  • 秋北バスのガイドさんは、上小阿仁(かみこあに)村出身の21歳の女性。「秋田弁講座」などをやってくれるのだが、会話の端々に「ら抜き言葉」を発したり、「行ったっけぇ」などの北海道でも使用される方言も使っていた。言葉が変化するように、方言も変化している。ガイドさんは勘違いをしている。私が一番彼女の「方言らしさ」を感じる瞬間は、標準語で話そうとしている、その時なのだ。若者達が使うことのない訛りのきつい方言を喋って見せてくれても、申し訳ないが「私だって出来る」と思えたからだ(まだまだ未熟だが、私は花巻で花巻弁をかなり練習したことがある)。ただ、標準語で話そうとしているのに、端々に五十音の発音に癖が出る。これはどうしても真似が出来ない。そんなことを思いながら、雪、雪、雪の景色を眺めて過ごした。