(7/10)ルノワールな午後

  • 昨日のことだったが、京都国立近代美術館へ「ルノワールルノワール展」へ出かけてきた。父である画家ピエール・オーギュストと息子の映画監督ジャンとの作品のコラボレーション、というのが売り。21世紀の映像文化にどっぶりつかっている私たちの目線では、シーンによって、どちらにより想像力をかき立てられるか、表現がすぐれていると見るか、そういう評価基準も変わるんだろうな、と思った。出口付近での映画の「フレンチカンカン」シーンは圧巻というほかなかったが、逆に森の中で人々が憩うシーンは、父の筆の方がよほどイメージ豊かに見えた。
  • 鑑賞後、いつものように一階の喫茶店で食事。この美術館へ来ると必ず一階の喫茶店でお茶か食事をする。以前にも書いたかもしれないが、公立美術館では、ここの喫茶店はかなり良い方である。実は朝からかなり体調が悪かったのだが、午後になって持ち直したので出かけることにした。「うどんセット」は胃にも優しい食事で良かった。それにしても夏バテなのか、この数日は体調の良い方が少ない。困った。