(12/27)地理哲学研

  • 上記の研究会に出席すべく、大阪市大の西成プラザへ。場所は動物園前駅の出口の真上なので、新今宮からも近い。早めに着いたので「フェスティバルゲート」の廃墟や、路面電車マニアにはたまらない阪堺電車を見物したりした。いつ来ても、この界隈は「景気」の縮図である。
  • 研究発表は人文主義地理学の多様性について。興味深い研究者たちの歴史が簡潔に整理されていた。「ヒューマニスティックな地理学」の一部が哲学(特にフッサール現象学)に接近しようとしていたこと、哲学の皆さんはご存じでした?出席するたびに思うが、地理学分野で哲学への関心を持っている層が確実にあるにもかかわらず、どうして哲学研究者はその存在を知らず、また関心も薄いのだろうか。もっと交流が盛んになれば、とつくづく思う。また、この研究会ではエドワード・ケーシーの『場所の運命』を読み始めた。哲学者による空間への関心を史的に整理するだけで、一つのストーリーが浮かび上がってくる。これも展開が楽しみ。
  • 帰宅後、書けていなかった年賀状を書き始める。今夜中に終わらせようと思ったが、やはりモノを書くのは疲れる。二十枚も行かずに休憩。そのまま寝る。