(3/13)講習会(中級)

  • 今日は関大でパワーポイントの講習会。
  • 以前、このブログで書いたことがあるかもしれないが、私はある大学のある授業で実験的にPPを二年間、しかも全回使用したことがある。ただし、やってみた結果は、授業評価アンケートを見た限り、学生の集中度、関心度が「黒板にチョーク」とあまり変わらなかった。むしろ、やり方によっては黒板の方が興味・関心が高くなるテーマもあった。そのときの経験が、今回の講習参加の一つの動機である。
  • その実験的に行った授業では、PP使用のために部屋の照明に気を使うため、部屋の明るさや画面の見やすさについて学生から苦情が時々出た。画面で説明しているにも関わらず、配布されたプリントを読む学生がいたり、ノートを取る学生もいるからである。しかし黒板なら文句は出ない(というか言えないのだろうが)。
  • いったい、どういう内容・目的の授業なら、PPの威力が最大限に発揮されるのか、逆にPPの威力どころか、邪魔でしかないような場合はどういう授業の時か。そんなことを考えるヒントがほしかったのである。
  • 今回の講習では、スライドの修飾に関する基本的なテクニックや、写真や音声を使った上映方法などを教わった。今日のところの私の結論は、「なんでもかんでもPP」というのは、労多くして益少なし、というところか。規模で言うと、単発の講演や数百人規模の会場なら、PPは相当な威力を発揮しそうだが、それ以外の場合は柔軟に判断しないと、講師の準備時間だけがどんどん増えていくことになるかもしれない。