(5/21)切り替え

  • 木曜になってようやく風邪が抜けたので、免許の切り替えに行った。自粛しようかとも思ったが、これは当初から予定していた上、これを逃すと期限までに行けるかどうか不安だったので、しっかりマスクをして出かけることにした。
  • 前の切り替えまでは大阪に住んでいても住民票を切り替えていなかったため、京都の試験場へ行っていた。つまり阪急長岡天神からバスに乗っていったのだが、今回は大阪。大阪と言えば門真の京阪古川橋である。はじめての大阪府の運転免許試験場。私はすっかり運転しなくなったための優良運転者なので、講習料は700円なのだが、新しい免許証の交付には2100円かかる。しかも、大阪府は6月から「IC免許証」*1に変わり、免許証代が450円値上げされるので、値上げの前に更新しようと出かけた。他府県の人は「今、大阪府下でそういう用事ができるのか」と疑問に思う人もいるだろうが、役所が通常通り開いているのだから運転免許試験場も開いていた。ただ、電車内は妙な空き具合で、乗客の大半はマスク姿で、かなり奇妙な時間が流れている。
  • 京阪古川橋駅前には試験場行きの京阪バスが待っていた。バス停二つ分で220円取られるのはもったいない気もするが、歩くと結構な距離のようなので、おとなしく往復ともバスに乗った。手続きは番号順の窓口に行くだけで、すいすい進んだ。やはりいつもより空いているのだろう、ほとんど待ち時間はかからなかった。
  • 午後2時前に試験場に着いて、まず金を払って印紙が貼られた書類を手に入れ、書類に必要事項を記入して免許証をコピーしてもらい、視力検査を受け、書類を渡して写真撮影をしてもらい、講習会の案内を受け取る。この時点で2時15分。なんとまあ、すいすいと。私が指定された講習会場は、別館2階第1講習室。京都で更新したときとは違い、座席を指定されることはなく、自由着席だった。いつもそうなのか、今日は空いているからなのかは、分からない。毎度ながら、しゃべり慣れた講習担当のおっちゃん(大阪では敬愛を込めた呼び方である)が、時々汚い大阪弁を駆使しながら、流暢にあっという間の30分間だった。要点は「今年は大阪の死亡事故が増える兆候がみられる」「大阪はなぜか出会い頭の事故が多い」「相手が元気で相手にすぐその場を立ち去られてしまったような事故でも、必ず警察に届けること」「酒酔い運転、酒気帯び運転の違反点数がさらに上がったので注意」などなど。ちなみに、免許をお持ちの方ならご存じの「交通の教則」は、「ちびまる子ちゃん」のイラストがふんだんに使用されている。
  • これで私は2014年まで更新しなくても良くなった。ちなみに、私は自動車は運転できない。自動二輪と原付だけである。今や外見からはまったく信じてもらえないが、一時期私はかなり入れ込んだ「ライダー」だった。250ccのハーフカウルの中古バイクを譲ってもらい、琵琶湖やら大阪やらへと出かけていた。今回講習を受けて、自分がバイクに乗っていた頃が懐かしくなった。いつの日かもう一度バイクを楽しめる生活がしたいと、帰りの京阪電車の中でしみじみ思った。
  • 現在、私の勤務する学校がすべて休みという「空白期間」の中にいるが、免許の切り替えで思わぬ気分転換ができた。

*1:この免許証は暗証番号4桁×2を準備しなければならず、警察から求められたらその番号を入力しなければならないらしい。いつ必要になるか分からないのに、そんな数字覚えていられるわけがないじゃないか。しかも免許証表面に隠される個人情報は「本籍地」だけのようだ。ICチップを納入している会社は警察OBの天下りじゃないか、と疑いたくなる。